田舎暮らし中の一児の母、ミヨです。今回は田舎暮らしの良いところについてご紹介していきます。田舎暮らしに不安がある方、田舎暮らしに興味があるけど具体的な想像が難しい方、必見です。
この記事で分かることは…
- 田舎暮らしの良いところが分かる
- 田舎暮らしの実情が分かる
- 田舎暮らしを具体的に想像できる
田舎の良いところ 自然環境がよい
田舎は自然が豊富
田舎はとにかく自然が豊富です。散歩をするだけで沢山の自然に触れ合えます。また、山や川も近いので都会よりも自然を身近に感じながら生活が出来ます。
我が家の周りは小川と田んぼと広葉樹と針葉樹が入り混じった森に囲まれています。さらに山の近くでは湿原の様な場所(かつての田んぼ)があり、他では見られない幻想的な風景も見られます。また、雲海が発生する地域なのですが、我が家はちょうどその雲海の中に埋もれます。秋は朝起きると真っ白な霧に囲まれているのです。
このような不思議な自然体験も田舎でならではの体験と言えるかもしれませんね。
希少な動物や植物に出会える
田舎では人間と自然が共生している環境がまだ残っています。このような貴重な環境には珍しい生き物に出会えることも。私の住んでいる地域では、コウノトリを見ることが出来ます。毎年春になるとどこからかやってきては田んぼでカエルなどのエサを捕まえています。
季節になると沢山のホタルを見ることもできます。
また、人が定期的に管理している森や草地には希少な植物、他では見られないような生き物と出会えることが沢山あります。希少性がなくとも、キツツキや野ネズミ、鹿やサワガニ、色んな種のカエルなど様々な生き物を出会うことが可能です。
癒しの音が流れている
豊富な自然環境のおかげで田舎ではあらゆる音楽が奏でられています。川のせせらぎ、虫の声、カエルの声、様々な種類の鳥の声、蝉の声、キツツキの木を叩く音。
また、四季が変われば音も変わります。鳴く鳥や虫の種類も変わり、森では枯葉の擦れる音や踏みつけた枯葉の音、無音に包まれた雪の中でかすかに聞こえる動物の気配や樹に積もった雪の落ちる音が聞こえます。
このような癒しの音は日頃から絶え間なく流れています。騒がしいように見えても全く嫌にならず常に癒しを届けてくれます。
田舎の良いところ 人間関係のストレスがない
素性の分からない人がいない
私の住む田舎では、関わってきた人の中で素性の分からない人は居ません。誰かの親戚、兄弟、子ども、友達、知り合い。みんな繋がっています。なので素性が分からなくて不安ということがありません。特に近所を散歩したりしていると仲の良い人たちが話しかけてくれます。
また、移住してくると様々な所で話題になるので、沢山の人が話しかけてくれます。
穏やかな人が多い
私の住む田舎では、穏やかな人がとても多いです。やはり高齢の方や年上の方が多いので30代夫婦の私たちは優しくしてもらえることが多いとは思うのですが、それでも自然の中で暮らしている人は穏やかで優しい人が多いです。
実際、都会でも田舎でも接客業をやっていた私としては、かなり受ける印象に違いを感じました。また、子どもを連れて歩けば、知らない人でもお店でも話しかけてくれるし本当に優しくされます。
子どもも沢山の人に可愛がられて、窮屈な思いもしないので、かなりのびのびと育っています。
助け合い精神がある
また、田舎では助け合い精神が根強いです。自然の方が優位な場所で暮らすとなると、一人で生きていくより周りと助け合って生きていく方が確実に良い道なのかと思います。
育てている野菜が余ればわけてくれたり、米不足で騒がれたときには親のように心配してくれお米の手配をしてくれました。優しくしてくれる人が多いのでこちらもそれを恩返ししたいと思えます。
田舎の良いところ 健康に良い
散歩が楽しい
田舎では上記でも話したように豊かな自然と癒しの音楽が流れています。車通りの少ない道路も多いので、子ども連れでものんびりと歩くことが出来ます。
田舎の方が車文化であるのは恐らく事実ですが、自分で自主的に歩くことを取り入れればいくらでもそれが出来る環境が整っています。田舎では農業など体を動かす職業につく人も多いのであまり自主的に動かなくても動くことが多い様です。
掃除や家事が運動になる
田舎の家はとにかく広いです。都会に住んでいた時は部屋数が5つ(これでもかなり多い方…?)ですが、今住んでいる古民家は部屋数は9つと前の5倍以上の大きさの玄関、長い廊下、離れの蔵や納屋があります。さらに庭もあり、その庭では家庭菜園も始めました。
広い家のおかげで、掃除をするだけでもかなりの運動になります。私自身はもともと掃除が好きなのであまり苦にならなりません。むしろ、古民家ならではの畳や古い床などは箒との相性が良く、お気に入りの箒を使って掃除をするのがとても楽しいのです。
家庭菜園では草刈りや畝たて、収穫など様々な作業があります。空気の澄んだ美しい自然の中で行う作業は身も心も洗われる様です。家庭菜園の作業は、心のリフレッシュにもかなり役立っています。
無農薬の野菜がつくれる
家庭菜園をすると、新鮮でおいしい無農薬の野菜が手に入ります。無農薬だとあまりちゃんと育たないという印象を受ける人もいるかもしれないですが、家庭菜園という小規模では特に問題ありません。同じ種類の野菜を大量に育てるとどうしても虫や病気が発生すると大規模被害になりますが、色んな種類の野菜をちょこちょこ植えているとあまり虫や病気にはなりません。また、豊富な生態系のおかげでもあります。
我が家では実際に無農薬で育てているのですが、ほどほどに伸びた雑草と周囲の環境のおかげで、益虫となる蜘蛛やカエルがわんさかいます。また、刈り取った雑草を放置しておくとそのまま分解されて栄養になります。そこら辺の枯葉とかも土に入れると良い栄養になり、掘り返すと沢山のミミズと遭遇します。
このような農法を大雑把に自然農法(もっとちゃんとした定義の場合もある)と言いますが、このような農法の本についてはこちらのブログに書いているので見てみてください^^
田舎の良いところ 節約になる
無駄に買うことがない
田舎では買い物をする場所がとても少ないです。いざとなればネットでも買えるのですが、ウィンドウショッピングみたいなことがあまりできません。そしてコンビニも歩いていける距離にはありません。
なので、どうしても欲しい場合のみ車を出して買いに行くしかないので、必然的に無駄な買い物が無くなりました。衝動的に何か買う事がないので、「あれ、本当に必要?」と冷静になることが多いです。そしてそれでも欲しいと感じて買ったものは、吟味して買った分愛着も湧きます。
何か唐突にものが欲しくなった場合も、急に変えないので代替品や自分で工夫をします。その結果上手くいくと「なんだ、買わなくてもいいじゃん」という発想に至ります。たとえばティッシュケースは自分で薄い板をカットして作ったり、子どものおもちゃも段ボールで小屋を作ったり、車を作ったりして家にあるもので済ますことも多いです。
ものを貰える文化
田舎ではよく「これもう要らないんだけどいる?」と言われます。子供服から農機具まで、知り合いが多い分そんなことを言ってくれる人が沢山います。また、私の住む田舎では不用品を集めて必要な人にあげるというマーケットがあり、そこではかなり良い状態の食器やテーブルなんかもほぼゼロ円で手に入りました。
いらないものは捨てるのではなく、要る人にあげるという文化が根強く残っているので自分で買わずとも沢山のものが手に入ります。また、人からもらったものはその人の思い出なんかも感じて大切にしたい気持ちが芽生えます。
家賃が安い
田舎では人が少ない分かなり家賃が安いです。また、「住む人がいないけど手放したくない」という人が多く、寧ろ誰かが住んで家を保ってくれる方が良いという人もいます。実際我が家も「ずっと住んできた家だし、お墓もあるから家を適当な人に売れない」という方から、賃貸という形で古民家をお借りしています。
その家賃は9部屋+庭と蔵と納屋付き(大きなスーパーまでは車で10分。インター車で5分。)の古民家を3万円代で住まわせてもらってます。勿論、家主さんのご厚意もかなりありますが、これが都会だったらかなりの破格です。
田舎の良いところ 仕事の自由度が高い
働けるところが見つかりやすい
私は接客業をしているのですが、田舎では人手不足でかなり好待遇で採用をしてもらえることもあります。
実際に求職活動をしましたが、田舎では密なネットワークのおかげで求人活動以外でも仕事の話が入ってきます。最近では田舎でも最低賃金が上がってきていますし、仕事の仕方も理解してもらえることも多いです。
特にチェーン店では賃金、福利厚生が充実していたり個人経営では相談に応じたフレキシブルな働き方もできます。
実際に私が求職した際の情報を記事にしているので詳しく知りたい方は見てみてください^^
起業や個人運営が始めやすい
田舎では企業や個人事業が始めやすいメリットがあります。土地が安いので初期費用が安く済んだり、小規模で始めることも可能です。
田舎のビジネスについては他で記事を書いていますので気になる方はチェックしてみてくださいね。
田舎の良いところ 子どもがのびのび育つ
子どもを大歓迎してくれる
田舎では子どもを連れて歩いていると本当に沢山の人が優しくしてくれます。
「お散歩楽しいねえ」「元気だね」と話しかけてもらえると、まだ2歳にならない娘も嬉しそうにしてくれます。「自分は自分、他人は他人」という文化より、地域全体が子どもを文化があるので安心して過ごせることが多いです。
子どもも安心して過ごせる環境であることを認識できているので、心も自由にのびのびと過ごすことが出来ます。
自然の多い所で遊べる
田舎で最大のメリットである自然は、子どもにとって遊び場でもあり学び場でもあります。体を沢山使えるので、体力もつきますし、沢山の植物や生き物と触れあることで自然に対する好奇心も刺激してくれます。
広く遊べるところが多いので、人目を気にせず遊べますし、親も子もストレスなく遊べます。
家が広いからのびのび遊べる
田舎では家も広く、庭も広い。さらにご近所さんとの距離もそれほど近くありません。子どもがバタバタ遊んでも、たくさん音を立てても誰の迷惑にもなりません。
また部屋がかなり広いので子ども専用のプレイルームを用意することもできます。我が家では8畳以上の部屋を子どものプレイルームにして、段ボールハウスやソフトブロックなどを置いています。
こちら↓の記事ではスローライフな田舎暮らしの中で子育てをするメリットについて書いているので気になる方は見てみてください^^
田舎の良いところ いろんなことにチャレンジできる
DIYができる
DIYは電動ドリルや木材のカットで騒音が発生してしまうことも。でも田舎ではそれくらいの音は迷惑になることは少ないです。また、ペンキで塗った木材を乾かしたり、カットするのにも広い場所が必要ですが、田舎での広大な土地はそれを解決してくれます。
縁側に家族がくつろげるデッキを作ってみたり、古民家をDIYでプチリフォームをするのも楽しそうですね^^
庭いじりや家庭菜園ができる
広い庭では自分の好みの庭や家庭菜園を楽しめます。イングリッシュガーデンやお気に入りの草花で庭を埋め尽くしたり、子どもが遊べる場所を作ることもできます。
家庭菜園では上記でも書いたように取れたての美味しい無農薬野菜が手に入ります。
都会だと庭が狭かったり、家庭菜園は土地を借りたりプランターでやるしかないですが、田舎では広い土地でのびのびと楽しむことが出来ます。
アウトドアアクティビティにチャレンジできる
田舎ではアウトドアアクティビティとの相性が抜群です。例えばキャンプ。広い庭で人目を気にせずテントを張ってBBQを楽しんだり、近所のキャンプ場に行っても楽しめます。また、夏では川遊び、冬にはスキー場で遊ぶこともできます。
自由度が高く、人の少ない田舎では、アウトドアアクティビティは混雑せず人目を気にせずのんびり楽しむことが出来るのです。
田舎のいいところ まとめ
田舎は「虫が多い」「交通が不便」「楽しみがない」色々なネガティブな印象を受ける人も多いかもしれません。しかし一年間田舎に暮らしてみた私からすると、昔の都会暮らしには戻れません。
もちろん田舎のデメリットも存在します。こちらでは田舎のデメリットと対処法についてまとめた記事ですので参考にしてみてください。
しかし田舎暮らしは憧れのスローライフの実現には欠かせない環境であり、ビジネスや子育てにおいても沢山のことを叶えてくれる場所でもあります。
今回の記事を参考にして自分のスローライフな田舎暮らしの実現に向けて具体的に考えるきっかけにしてみてくださいね^^
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