木育を家庭で実践!自然のぬくもりを感じながらできる木育アイデア5選

スローライフな日常

1. 木育とは?自然とのふれあいを促す家庭での木育の意義

木育(もくいく)は、木を通じて自然や環境の大切さを学ぶ教育の一環で、特に子どもたちが木に触れ、五感を通して成長することを目指しています。

元々は日本の豊かな森林資源を活かし、木をもっと生活に取り入れようという動きから生まれたものですが、今では木育は環境教育や持続可能な社会づくりにも欠かせない教育法として広く認識されています。

木育を実践する場としては、森林や公園などの自然豊かな場所が理想的ですが、日常の家庭でも十分に木育を行うことができます。

木に触れることや、木材を使った遊びや学びを通じて、子どもたちは自然への理解を深めることができます。また、家庭で木育を実践することで、親子の絆も深まり、子どもたちにとって大切な時間を共有することができます。

また、木育についてのまとめ記事はこちらに記載しているので気になる方はチェックしてみてくださいね^^

2. 家庭でできる木育の効果とは?

家庭での木育には多くのメリットがあります。特に、子どもたちの成長にとって重要な感覚や情緒面、さらには創造力を育む点で大きな効果があります。

1. 感覚の発達を促す
木材は独特の温かさや質感を持っています。子どもたちは木に触れることで、そのぬくもりや手触りを感じ取り、五感が豊かに発達します。プラスチック製品と違い、木は自然の一部であり、季節や湿度に応じて微妙な変化を見せるため、子どもたちはこうした違いを通じて自然環境の豊かさを感じ取ることができます。

2. 創造力や問題解決能力を高める
シンプルな木製玩具は、子どもたちの想像力を刺激します。例えば、積み木を使って何を作るかは子ども次第であり、彼らは自分なりに考え、問題解決の方法を見つけるようになります。こうした遊びを通じて、子どもたちの創造力や論理的思考が自然と育まれます。

3. 自然とのつながりを意識させる
木育を通じて、木がどのように育ち、どのように私たちの生活に役立っているかを学ぶことができます。これにより、子どもたちは自然環境の重要性や、持続可能な生活について考えるきっかけを得ます。自分たちが日常で使う物が自然から来ていることを意識することで、環境保護への意識も自然と高まります。

4. 情緒の安定をもたらす
木のぬくもりや自然の手触りは、リラックス効果をもたらすと言われています。木材に触れることで、子どもたちは安心感を得やすく、特に幼児期の子どもにとっては心を落ち着かせる作用があります。家庭で木育を取り入れることで、子どもたちの情緒が安定し、穏やかな生活環境が作られるでしょう。

3. 家庭で取り組む木育アイデア5選:実践しやすい方法を紹介

家庭で実践できる木育には、さまざまな方法があります。ここでは、日常生活に簡単に取り入れられる木育のアイデアを5つ紹介します。

1. 木製玩具を使った遊び


木育を手軽に始める方法の一つが、木製玩具を活用することです。木製の積み木、パズル、ブロック、おままごとセットなどは、自然素材の温かみを感じながら楽しむことができます。

木製玩具はプラスチック製品と違い、環境に優しいだけでなく、子どもたちの創造力を引き出すシンプルなデザインが魅力です。また、木の自然な手触りが感覚発達に貢献します。

2. 木工DIYでのものづくり


親子で楽しむDIYも、家庭での木育として非常に効果的です。例えば、小さな鳥の巣箱や木製のおもちゃを一緒に作ることは、子どもたちにとってものづくりの楽しさを教え、木材の価値を学ぶ良い機会となります。簡単な木工セットを用意し、ノコギリやヤスリなどを使って木を加工することで、手先の器用さと集中力を高める効果もあります。

おすすめ木育DIY その1 【自然素材を使ったDIY】

自然素材を使ったDIYは森にあるような木の実やまつぼっくり、蔓などを使って行います。

森に落ちている自然素材のものを使う事で森や木、自然への興味を引き立てます。また、自分たちで森の中で素材を集めることで自然と触れ合える良い機会にもつながります。

子どもと一緒に出来るものだと

  • まつぼっくりのクリスマスツリー
  • ドングリに絵の具やビーズで顔をつけたオブジェ
  • ツルや葉っぱを使ったリース

などがあります。

おすすめ木育DIY その2 【生き物との共生を考えたDIY】

生きものとの共生を図ったDIYは木育から次の視野へと広げられるきっかけにもなります。

例としては

  • 小鳥が住める巣箱
  • 家の庭に置くエサ台
  • 生ごみや落ち葉で堆肥を作るためのコンポート(落ち葉で作った腐葉土はカブトムシなどの幼虫の住処にもなりますよ)
  • 虫や生き物を飼うための虫かご
  • 野菜を育てるためのレイズドベッドプランター

などもDIYで作ることが出来ますよ。

おすすめ木育DIY その3 【親子で本格DIY】

お子さんが大きければ本格DIYにも挑戦できます。本格的なDIYは他ではなかなか得られない経験や達成感があり、子どもの成長を促してくれます。また、木の素材を使い自分で加工やデザインにチャレンジすることで木育において重要な「ものづくりをする」ことへの興味を持つことが出来ます

例としては、

  • ウッドデッキ
  • 壁に棚を作れるディアウォール
  • 本棚
  • 椅子やテーブル

自分の部屋を持ち始めたお子さんであれば、「自分の手で自分部屋をデザインできる」ということもできます。

3. 木の家具やインテリアを取り入れる


家の中に木製の家具や小物を取り入れることも、木育の一環として効果的です。例えば、木のダイニングテーブルや椅子、木製の食器やカトラリーなど、日常生活の中で木に触れる機会を増やすことができます

木製の家具やインテリアは、木の香りや手触りを感じることができるだけでなく、空間全体に自然の落ち着きや温かさをもたらします。

特に年輪が分かるような家具だと「この家具は○歳だね」と会話にもつながります。

4. 木育絵本の読み聞かせ


木育に関する絵本や物語を親子で楽しむことも、木材や森林の大切さを教える良い方法です。木をテーマにした絵本は、子どもたちが木の成長や森林の役割を楽しく学べる内容が豊富です。例えば、「ちいさいおうち」(バージニア・リー・バートン作)や「きみのことがだいすき」(いぬいさえこ)など、木や森の動物がテーマの絵本を通じて、子どもたちの感性や知識を育てます。


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5. 自然散策や木の観察


家族で近くの公園や森へ出かけ、木や植物を観察するのも木育の一つです。季節ごとの木々の変化を観察したり、葉っぱの形や木の年輪を調べたりすることで、自然のサイクルや生命の営みを学ぶことができます。また、木の名前を調べる活動や、樹木の役割を話し合うことで、子どもたちは身近な自然環境に対する理解を深めます。

おすすめ観察ポイント その1 【鳥の観察】

森の中は生き物の宝庫です。その中でも鳥類は簡単に見つけることが出来ます。鳴き声や飛ぶ姿を観察してその鳥の種類を特定してみましょう。

また、双眼鏡とポケット図鑑があると良いですよ。特に冬になると森の中が見渡しやすく、エサを求める小鳥の姿を観察することが出来ます。

おすすめ観察ポイント その1 【虫の観察】

森の中には非常に沢山の虫がいます。カブトムシやクワガタなども人気ですが、木に擬態したナナフシや尺取虫、ミノムシなど、面白い昆虫も沢山います。

齧られた葉の裏、枝、落ち葉の中、水辺の近くなど見てみると、普段見られないような昆虫に遭遇できるでしょう。

虫眼鏡や虫取り網、虫かごを持っていくのをおすすめします。ただし、中には希少な虫もいるので注意してくださいね。

おすすめ観察ポイント その1 【季節の観察】

森は季節ごとにその姿を変えます。春に芽吹いた葉は夏に茂って秋には落ちて、冬には雪に埋もれます。

様々な季節に行くことで森の生きた姿を肌で感じることができるでしょう。また木ごとに観察記録をつけてみても面白いかもしれませんね。特におすすめなのがドングリをつけるカシの種類や、花や果実をつける種類が分かりやすく観察できます。

4. 木育を通じた親子の時間:子どもの成長を支える取り組み

家庭での木育は、単に子どもたちに自然や環境を教えるだけではなく、親子のコミュニケーションを深める素晴らしい機会でもあります。木工DIYや木製玩具で一緒に遊ぶ時間、自然散策での会話や観察活動は、親子の絆を強める効果があります。

また、大人が興味を持っている姿勢が子どもたちの好奇心に大きく影響します。まずは親である大人が自然や森、木について興味がある姿勢を持ちましょう。

忙しい日常の中でも、木育を取り入れることで、親子で自然の美しさや木のぬくもりを感じる時間が生まれます。こうした時間は、子どもたちの感性を豊かにするだけでなく、情緒の安定や心の成長にもつながります。また、木を使ったものづくりや絵本の読み聞かせを通じて、子どもたちは親のサポートを感じ、自分で考え行動する力も育まれます。

5. 木育の未来:家庭から始める持続可能な社会づくり

木育は、家庭の中で気軽に始められる環境教育の一環です。木に触れ、木の存在を感じることで、子どもたちは自然環境の大切さや持続可能な社会の在り方を学んでいきます。木育を通じて育まれる感覚や意識は、将来、子どもたちが自然と調和した生き方を選択するための基盤となるでしょう。

木育を家庭で取り入れることは、次世代に豊かな自然環境を残すための小さな一歩です。親が積極的に木育に関わることで、子どもたちは自然との関わり方を学び、より持続可能な生活を意識するようになります。家庭で始める木育は、子どもたちの未来を支えるだけでなく、社会全体にもポジティブな影響を与えるでしょう。


【まとめ】

木育は、家庭で簡単に始められる環境教育の一つで、木製玩具の利用やDIY、自然観察などを通じて、子どもたちに木のぬくもりや自然の大切さを教えることができます。親子で楽しみながら取り組める木育は、子どもの感性や創造力を豊かにし、環境保護の意識を自然と育てていきます。これからの未来に向けて、家庭での木育をぜひ取り入れてみてください。

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