田舎で子育てが注目される理由
近年、子育て世代を中心に「田舎暮らし」への関心が高まっています。
特に保育園に通う年齢の子どもを持つ家庭では、自然豊かでのびのびと過ごせる環境を求めて地方移住を検討する人も増加中です。

実際に我が家も娘が1歳になるタイミングで引っ越ししました。
田舎で子育てを始めた背景
もともと自然が好きな夫婦で『自然の中で暮らしたい、子育てしたい』と考えていました。
娘が産まれると、都会ではなかなか思う様なのびのびとした育児は難しく田舎への移住を決意しました。
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1歳の娘がいる我が家では田舎での保育園事情も気になるところでした。
今回は田舎の保育園に実際に入れてみて感じたメリット・デメリットをおはなしします。
2. 田舎の保育園が持つ5つのメリット
田舎の保育園のメリット①:自然に囲まれた保育環境
田舎の保育園最大の魅力は、豊かな自然です。園庭の隣が山や田んぼというのも珍しくありません。散歩と言えば「森」や「川」。虫取りや畑仕事を通して、五感をフルに使って遊びながら学べるのは、田舎ならではの環境です。

実際に我が家の通ってる保育園では自然を使った遊びやイベントも多くあり安全で開放的な保育園です。
田舎の保育園のメリット②:少人数だからこその手厚い保育
地方では子どもの数が少なく、1クラスあたりの人数も少なめ。そのため、保育士一人あたりの対応人数が少なく、子ども一人ひとりに丁寧に寄り添った保育が可能な場合も。

送迎の際には保育士の方から娘の様子をよく話してくれますし、丁寧に対応してくれる印象があります。
田舎の保育園のメリット③:待機児童の心配がほぼない
都市部では「保育園に入れない問題」が深刻ですが、田舎ではその心配はほとんどありません。空きがある保育園も多く、希望に沿った園を選びやすいのもメリットです。

実際私は仕事探し中の身で仕事をしていませんでしたが、求職中でも受け入れてもらえました。
田舎の保育園のメリット④:地域全体で子どもを見守る安心感
田舎では「顔が見える関係」が築かれやすく、保護者同士のつながりや、地域の高齢者が子どもたちを温かく見守る風土があります。これが「地域ぐるみの子育て」につながり、親にとっても大きな支えになります。

地域のイベントに保育園も参加することがあり、地域の人との交流は盛んです。
田舎の保育園のメリット⑤:園内が広く開放的なところが多い
田舎の保育園では、土地が広く余っていることが多いので園は広く開放的なところが多いです。
広い園なので沢山の遊具が置いてあっても窮屈ではないしのびのびとした雰囲気があります。

子供が外に出ないように柵はありますが、広い園内のおかげで閉鎖的な雰囲気はゼロ。
田舎の保育園のメリットまとめ
田舎の保育園には、単に「自然がある」という以上に、子どもの五感を育て、感情を育み、社会性を高める環境が整っています。加えて、親の負担を減らし、地域全体で支える文化も魅力的。
もちろん、すべての田舎が理想的というわけではなく、施設の数やアクセスの面での課題もあります。しかし、子育てにとって大切なのは「安心できる環境」や「人とのつながり」。そう考えると、田舎の保育園はとても理想に近い選択肢といえるのではないでしょうか?

田舎ならではの人の温かさとのんびりとした雰囲気が子どもを育てるのには持ってこい!
田舎の保育園のデメリットとは?
もちろん田舎の保育園にもメリットだけでなく、いくつかのデメリットや注意点があります。実際に移住してから「想像と違った…」と後悔しないためにも、以下のような点には事前に目を向けておきましょう。
田舎の保育園のデメリット①:選択肢が限られている
田舎では保育園の数が少なく、「自宅から近い園が一つしかない」「希望する保育方針を持つ園がない」というケースもあります。都市部のように複数の保育園を比較して選ぶ、というのが難しい地域もあります。

保育園の方針によっては合わないと感じることもあるでしょう。でも田舎の保育園だとそもそも数が少ないので選択肢が限られています。
田舎の保育園のデメリット②:アクセスや通園の負担が大きい場合も
公共交通が発達していないエリアでは、自家用車が必須になります。通園距離が長かったり、道路状況が悪い地域もあり、送り迎えの負担が大きいことも。

実際、我が家の地域はたまに大雪に見舞われることも。そういうときは無理せず休むしかありません。
田舎の保育園のデメリット③:園の設備が古い・自然が強い
都市部の私立園などに比べると、園舎が古かったり、ICT(アプリでの連絡帳や写真共有など)が導入されていない園もあります。設備面でのギャップに戸惑う保護者もいます。また自然が強く、虫が多かったりすることもしばしば。

都会から来ると園の設備にギャップを感じてしまうかも。また虫も良く発生するので虫刺されは日常茶飯事。
田舎の保育園のデメリット④:転園・進学時の情報が少ない
田舎はネット上の口コミやレビューが少なく、園の評判を事前に調べるのが難しい場合があります。また、進学先の小学校や教育環境についても、情報収集がしにくい点もデメリットといえるでしょう。

実際我が家の通う保育園の口コミは本当に少なく当てになりません。自分で見学したり積極的な情報収集が必要でした。
田舎の保育園のデメリット⑤:親世代の孤立感を感じるケースも
地域密着型の良さがある一方で、外から来た人が「なじめない」と感じることも。特に転入して間もない家庭では、地元のコミュニティに入るのに時間がかかることがあります。人間関係の濃さがプレッシャーになる場合もあります。

私も移住してすぐに保育園に行ったのでちょっと壁を感じることがありました。(一年通って消えた。)
田舎の保育園のデメリット まとめ
田舎の保育園のデメリットは田舎の良いところが裏目に出てしまった感じです。
ただ、情報収集や予防や対処、周りとのコミュニケ―ションを深める等、行動をすることである程度軽減できるものが多いのも事実です。

そしてある程度は『まあいいか!』で済ませる図太さも必要になります。
🧾 都会と田舎の保育園の比較表(メリット・デメリット別)
田舎の保育園と都会の保育園のメリット比較
比較項目 | 田舎の保育園(メリット) | 都会の保育園(メリット) |
---|---|---|
自然環境 | 自然豊かで外遊びが盛ん | 公園など人工的だが整備されている |
保育体制 | 少人数で丁寧な保育が可能 | 教育プログラムや設備が充実 |
地域との関係 | 地域全体で子どもを見守る風土 | プライバシーが保ちやすい |
入園のしやすさ | 待機児童が少なく入りやすい | 選択肢が豊富で特色ある園が多い |
園内の環境 | 広く開放的 | 安全面がしっかり考慮された空間 |
田舎の保育園と都会の保育園のデメリットの比較
比較項目 | 田舎の保育園(デメリット) | 都会の保育園(デメリット) |
---|---|---|
保育園の数 | 選択肢が少ない | 競争率が高く、入園しにくい |
通園手段 | 自家用車が必要・交通手段が限られる | 電車やバス利用だが混雑が多い |
設備・ICT | 設備が古くICT導入が遅れている園も | 最新設備やIT活用が進んでいるが費用も高い |
情報の入手 | 園や進学情報がネットで少ない | 情報は多いが選ぶのが難しい |
地域との関係 | 地域密着が濃く、なじめないと孤立感も | 地域関係が薄く、孤独を感じることもある |
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