今回は私が田舎に越してきた時のことを参考に『田舎へ引っ越したらまず初めにすること』を紹介していきます。
【田舎へ引っ越し】大まかな引っ越しの流れ
まず、引っ越しの大まかな流れですが
これが大まかな流れになるかと思います。それぞれの作業の中で気を付けるべきことやしておいた方が良かったことを含めて解説していきます。
【田舎へ引っ越し】1.転出届の提出
転出届は大まかにいうと『今いる住所から別の住所へ引っ越します。』という事を役所に伝えておくものです。
大体引っ越し日の14日前~引っ越しするまでに手続きをするのですが、住む地域のサイトに詳しく乗っていると思うので調べてみてください。
マイナポータル使うと便利
マイナンバーカードをお持ちの方は結構いらっしゃると思いますが、
マイナンバーカードとスマホがあれば手続きできるのと、
家族全員分が出来るので楽でした。
暗証番号(4桁のものと、6~16桁のもの)が必須になるので、事前に思い出しておく必要がありますよ!
あと、手続き前に決めておくのは、『引っ越し日』『役所に行く日(転入手続き)』『※どの役所に行くか』
※私の地域では支所がいくつかあったので事前に決める必要があった様です。一番近い支所に指定しました。
手続きが完了するとしばらくしてから『手続き完了』のはがきが届きました。
最初なので手間取りましたが、30分あればできる内容だと思います。
引っ越し作業はやる事が多いのでぜひ活用してみてください。
ちなみに、スマホですぐ申請して手続き完了というわけではないので、期限ぎりぎりにならないようにしてくださいね。
【田舎へ引っ越し】2.荷造り&3.荷運び
生活しながらの荷造りって本当に大変でした。家族が多かったりものが多いとそれだけ手間が違いますよね。
我が家では家主の方や家族のご協力を得て、引っ越し業者を使わず引っ越しが出来ました。
とても簡単&リーズナブルに出来たのでそれをお伝えします^^
次の家へちょっとずつ運ぶ
田舎のお家あるあるかと思いますが、『前に住んでいる人がいない』『家が広い』事が多々あると思います。
なので、『少しづつ引っ越し作業をしたいので、蔵の方に荷物を置かせてほしい』と相談したところ、快諾してくださいました(感謝…!)
荷物を置く場所が蔵だったので、ビニールシートを敷いて保護していました。
本や・本棚・タンスなどを大きい物から徐々に軽トラックで運び、1,2ヶ月の間に3回の引っ越し作業をしました。
家族の協力を得る
もちろん、夫婦二人(しかも赤ちゃん付き)だけでは運び出し作業が出来なかったので色んな人にちょこちょこ手伝ってもらいました。
特に重たい作業もあるので重たいものを運べる方が居るなら協力を得るのもありかと思います。
もちろん、お礼は忘れずに…!(我が家では家に招いてBBQをしましたよ。)
引っ越し業者を使わないメリット
引っ越し業者を使わないで良かったメリットは
- お金がかからない
- 自分の都合で出来る
- 梱包が雑でも気を使わない
重たい&電化製品なので冷蔵庫の荷運びのみ、業者の方を依頼しました。そのお値段が約4万円。
荷運びの高速道路を使ったので、往復1,800円×3回=5,400円。
トラックは自前のものなので経費はかからず(ガソリン代は不明ですすいません^^;)
大体5万~6万で収まった感じです。
時期や引っ越し距離、世帯人数などで引っ越し相場を見てみると、大体10万位はかかるみたいなので、
かなりお得になりました。
自分たちの都合で出来るというのも大きなメリットで、『この日までに全部梱包しなきゃ』と焦るとこもないし、退去する直前までに使うものは梱包せずに紙袋やビニール袋にまとめるようにしたので
生活を不便に感じることはあまりありませんでした。
ただ荷物の状態は自己責任になるので、壊れたくないものなどはきちんと梱包しましょう。
【田舎へ引っ越し】4.荷ほどき(住環境を整える)
生活に直ぐに必要なものは早く荷ほどきをしておくと安心しますよ。
電気や水道の開通などやっておくべきことはあると思いますが、ここでは
田舎&古民家だからこそやっておくべき点を紹介します。
浄化槽のブロワーとマンホールの確認
お家が浄化槽なら、ブロワーとマンホールがあるはずです。
こちらが我が家のブロワー。
こちらがマンホール。
ブロワーと言うのは浄化槽で水を綺麗にしてくれている微生物が元気でいられるように空気を送り込むためのものです。これが動いていないと浄化槽の機能が果たせないので、
- 動いているかどうか
- 落ち葉などで空気を取り込む穴が塞がっていないか
は必ず確認しましょう。
続いてマンホールですが、これは浄化槽がちゃんと動いているか業者の人が確認してくれる時に開けるところです。
場所を確認して、基本的にものを置かないようにしておいた方が無難です。
井戸水なら水質検査を
使っている水が井戸水なら水質検査をしておくことをおすすめします。前に住んでいる方が居なかったりすると飲める水か分からない場合があったり、水道水と違って周囲の環境の変化によって水質が変わることがあるからです。
我が家では自分でキットに採水して検査場に送って検査してもらう方法を行いました。
検査に2週間ほど時間を要したので、検査結果が出るまでは水を飲むときは熱してから飲むようにしていましたよ。
ネット環境を整える
田舎だとネットが使えない事が多々あるかと思います。
何かあった時にネットが使えないと不便な世の中なので、ネット環境がどうなっているかは確認した方が良いでしょう。
ホームルーターが使えるのであれば、早く手配できるのでおすすめです。
【田舎へ引っ越し】転入届
転入届は引っ越してから14日以内に行いましょう。
役所のサイトに必要な書類などが記載があると思うのでそれに従って用意しましょう。
私が実際に必要だったものは
マイナンバーカード・本人確認書類(運転免許証)・印鑑でした。
同居人(夫)のマイナンバーカードも必要で暗証番号も控えておく必要がありました。
浄化槽の手続きも一緒に行う
私の地域では浄化槽の月1の点検・清掃と年1の法定検査にかかる費用を払う必要があります。
その為、浄化槽を使用している人を明確にするために転入届と一緒に手続きを行います。
【必要な情報】 住んでいる人数・氏名・支払い方法
です。記入する書類には印鑑が必要です。
支払う額は住んでいる人数によって異なります。我が家は赤ちゃんが一人いますが、赤ちゃんもカウントされました。
【田舎へ引っ越し】引っ越しの挨拶
田舎で欠かせないのが、引っ越しの挨拶ですよね。不慣れな田舎なら、助けてもらうこともあるだろうし、何かあった時に顔を覚えてもらうことは重要です。
地域の方に仲良くしていただけると、住み心地も変わってくると思いますよ^^
どこまで挨拶するべき?
結構悩む方もいらっしゃるのかなと思います。マナーとしては『向こう3軒両隣』と言いますが、
田舎だと「向かいの家が畑」とか「隣がはるか彼方」だったりしますよね。
多いに越したことはないかもしれないですが、
私たちが挨拶した人は
- 町内会を取りまとめている方
- 両隣に住んでる方
- 子ども関係の役員に務めている方(子どもが居るので)
- 前住んでいた方がお世話になっていた方
町内会を取りまとめてくださっている方に初めにお会いしたのですが、そのときに年齢が近い方や同じお子さん連れの方など紹介して下さったりしたのでとても助かりました。
挨拶すべき人が定まらない時は地域の詳しい人に思い切って聞いてみるのもいいかもしれません。
最終的には町内会の集まりで大々的に自己紹介をしたのでそれで引っ越しの挨拶は終了となりました。
何を持っていく?
私たちは500円のタオルを持っていきました。しかし後から挨拶する人数が増えたりしたので
もっと多めに用意しておけばよかったです。
のしには家族全員の名前を載せ、1歳の娘を連れて全員で挨拶に伺いました。
のしは『蝶結び』で家族全員の名前を記載しました。
子どもの顔を覚えてもらうのは、防犯の意味でも良いかと思います。
【田舎へ引っ越し】総括
以上が田舎に引っ越してきた時にしておいたほうが良かった事です。
話をまとめると
- 転出届はマイナポータルが便利
- できるなら自分たちで引っ越し作業するのもあり
- 浄化槽・水質・ネットのチェックを忘れずに
- 地域の方と仲良くしたいなら挨拶は必須!
新天地に引っ越すことは楽しみな事もありますが、やらなきゃいけない事も沢山。
是非参考にしてみてくださいね^^
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