一児の母ミヨです。今回は田舎暮らしを始めて感じたデメリットと、その解消方法をお伝えします。
田舎暮らしを快適にするために…
田舎暮らしは豊かな自然を楽しみつつのどかな環境でのびのびできる…
それは間違いではありません。しかし、それだけではありません。
人よりも自然が優勢的な面もありますし、そこを不便に感じる部分もあるかと思います。
都会産まれ都会育ちの私が田舎に住んで感じたデメリットと、その対処法をお伝えしていきます。
田舎暮らしのデメリット① 買い物する場所が遠い
どんなデメリット?
買い物する場所が遠いことには様々なデメリットがありますね。
我が家では車でなければ買い物はいけません。車で約20分、大きな商業施設までは車で40分ほどかかります。
小さなスーパーでは車で10分ほどかかり、どんな時も車でなければ買い物することは難しいような環境です。
買い物する場所が遠いデメリットとしては、
いざ何か欲しいものが出来た時にすぐに買いに行けないのが大きなデメリットと言えるでしょう。
料理中に調味料が切れていたり、電球や電池が切れてしまったりすると、直ぐに買いに行けないと困るかもしれません。
また、買い物などでリフレッシュをする方にとっては気軽に買い物に行けないとストレスを感じる方も。
また、買い物する場所もそこまで大きな施設でないと豊富に種類がおいてなかったり,選ぶ選択肢が狭まってしまうこともストレスになるかもしれません。
ちょっと良い面
買い物する場所が遠いことでも、少しばかりメリットがあるので紹介します。
まず一つ目は節約につながります。
「なんとなく買い物でストレス発散したい」と思っても、買いに行くのが億劫になれば、買い物の機会が減ります。
二つ目はついで買いが減ります。
どこかへ行った時も車ですし、そもそもコンビニやスーパーも遠かったりするので、ふらっとお店に行くという機会はかなり減ります。
不必要な買い物をする機会がかなり減るので、その点ではかなりの節約になります。
どう解消する?
しかし、買い物する場所が遠いことは人によってはかなり負担になるかもしれません。
その負担を少しでも軽減するためにはどうすればよいでしょうか?
我が家で実践している方法も含めて紹介します。
ネット通販の利用
まず一つ目はネット通販の利用です。今ではよほどの場所でなければ宅配が出来るといっても過言ではないでしょう。
また、我が家では森と田畑に囲まれているような場所ですが意外と遅れずに商品が届きます。
一歳の娘が居るのですが、よくオムツを頼むことがあります。また、大きな本屋もないので本も殆どネット通販で頼んでいます。
計画性とシステム化で負担を楽に
買い物する場所が遠いと急に必要なものが出てきた時に困りますが、
なるべく急に必要なものが出ないようにすれば、困ることも減ります。
我が家では、田舎ならではの「家が広い」というメリットを生かして、
急になくなったら困る消耗品(電池、ティッシュ、トイレペーパーなど)は大めに買ってストックしています。
また、季節的に必要なものが出てくることがあると思いますが、そう言ったものは早めにリサーチして、
いつまでに買えばよいか、いつ買えるのかを計画して購入します。
近くで購入が難しければ、ネット通販で買えるか検討します。
また、我が家では買い物は週に1回か2回で済ませています。
必要になったものはホワイトボードにその都度書き込んで、ラインで夫と共有します。
私が買うことが難しければ仕事帰りに夫に頼むこと出来ます。
また、
大雪で家から出られない様な時は、事前にレトルト食品や冷凍食品とつねにストックしておく、
直ぐに痛むような食品の買い込みは避け、痛むものはすぐに調理か冷凍する、など
このようなシステムを作って負担を減らしています。
田舎暮らしのデメリット② 病院が遠い
どんなデメリット?
病院が遠いことは、精神的にも不安になります。具体的なデメリットを説明すると
急に怪我や病気になってしまった時に、治療を直ぐに受けることが難しいというデメリットがあります。
また、ちょっとした体調不良の場合、自分の足で病院まで行かなければいけないですが、頼れる人がいないと自分で車で行かなければいけなかったりします。
また、通院するような場合になった時は定期的にいかなければいけないので、面倒に感じるかもしれません。
ちょっと良い面
「セルフメディケーション」という言葉をご存知でしょうか。
セルフメディケーションとは自分自身で自身の健康を管理する自己治療の一つです(ウィキペディアより)。
大きな怪我や病気では病院を頼らざる得ないですが、
正しく知識を身につけて自分自身の健康を体調を管理する事ができれば、過剰な医療機関への受診が減り、
医療費も軽減されます。
このようなセルフメディケーションを学ぶ機会として捉えることもできます。
どう解消する?
まず、病院が遠いことに不安があれば、きちんと通院できる範囲で居住地を探すことをおすすめします。
我が家でも車で10分以内のところに小さな病院、20分以内で大きな病院があります。
一歳になる娘がいますが、予防接種などでたまに利用させてもらいますが今のところ不便に感じたことはありません。
ただ、環境が変われば体調にも変化が出てくる時もありますよね。事前にクリニックや病院の口コミ、距離、診療時間などを確かめておいて方が精神的にも安心できます。
田舎暮らしのデメリット③ 外食できない
どんなデメリット?
田舎暮らしをしていると、そもそも飲食店の少なさに驚きます。
外食が出来ないと、自分で料理を作らないといけなかったり、レストランやカフェなどで美味しいご飯を食べてリフレッシュをするという事が難しくなります。
ちょっと良い面
外食の機会が減ることには良い面もあります。
まず外食の機会が減るので、外食費用が大幅に減ります。我が家では3万以上かかっていた外食費用(コンビニなど含む)は1万円弱ほどに収まる様になりました。
また、食べるものの殆どを自分で考えなければいけないので栄養面も考えるようになりました。
勿論料理をする機会が増えるので料理の腕上がります。
外食で楽しめない分自分たちで手の込んだ料理をしたり、料理を楽しむという機会も増えました。
どう解消する?
とはいえ、外食をしたくなる時もあります。その為に我が家では
週に一回ほど手の込んだ料理やお酒で外食気分を味わったり、いつもとは違った食材やお惣菜を買ってみたりします。
いいお酒やちょっといい食材を買っても、レストランなどに行くよりも比較的安く済むので定期的に
『お家レストラン』を楽しんでいます。
最近ではレトルトや冷凍食品もかなりクオリティが高いので、パッと「今日はなんだか料理したくない」「こってりしたもの食べたい」「ガッツリ食べたい」という衝動になった時の為に冷凍食品やレトルトなどを常にストックを用意しています。
40分も車で運転すれば、ラーメンやレストラン、ファストフード店などがあるので、たまにの遠出の時に楽しみにすることもあります。
田舎暮らしのデメリット④ 遊ぶところが少ない
どんなデメリット?
田舎には大型商業施設がなかったり、映画館やカラオケなど遊ぶところが少ないことが多いですよね。
我が家の近くも、カラオケや映画館は車で40分くらいなので気軽に行くことは難しいでしょう。
ぱっとストレス発散したいと思ったり、流行りの映画を観たいなど思ってもなかなか難しいかもしれません。
ちょっと良い面
良い面としては、遊ぶ費用がかなり抑えられるという点があります。
映画やカラオケに行くだけでも結構費用がかかりますし、商業施設に行ってしまえば散財しがちな時もありますよね。
また自分で自分の楽しみを見つける機会にもなります。代わりになるような別の楽しみを探していると、自分の意外な面が見れたり、新しいことにチャレンジする機会にもなります。
どう解消する?
都会にしかないような楽しみも、実際のところ代わりになるようなものは沢山あります。
カラオケも、田舎では人が少ないので大声で歌っても迷惑がかかりにくいですし、ギターやピアノなど音楽も自由にできます。
映画も今ではネットさえつながれば、家で見ることもできますし、音響もこだわったりするのもできますね。
田舎暮らしのデメリット⑤ 虫が多い
どんなデメリット?
虫が嫌いな人からすると、虫が多いのはかなりのデメリットになり得るでしょう。
また、蜂やムカデなど、人に被害が出る虫もいるので気をつけなければいけない事が出てきます。
ちょっと良い面
虫が多いというのは、都会に比べて沢山の生き物が多いということでもあります。
都会では見られないような希少な生物や珍しい生き物に出会えるととても嬉しい気持ちにもなります。
見たことない生き物に出会えば、興味がわいて調べたくなったり
自然を学べる良いきっかけにもなるのではないでしょうか。
とくに我が家には小さい娘もおり、自然豊かな環境は沢山のことを学べる場でもあると感じています。
どう解消する?
とはいえ、人に害をなす虫や家の中にまでいろんな虫が居ると嫌な気分にもなりますよね。
我が家ではそれぞれの方法で対処をしています。
カメムシ
とくに2023年の年はカメムシが多いというニュースが多々あるほど、カメムシの多い年でした。
古民家である我が家ではあらゆるところからカメムシが侵入して大変でした。外にいる分にはいいですが、小さい娘もいるので、触らないようにする工夫が必要でした。
対処としては、ハッカ油と水、アルコールを混ぜたスプレーで防除したり、見つけたらすぐ退治するようにしていました。
素手では匂いもつきますので、ティッシュ二枚ほど重ねて丸めて捨てました。ティッシュから脱走をするので、そのまま潰してしまうか、袋などで密封することをおすすめします。
特に襖を重ねたままでいるとその間に入り込むので襖は取るか締めた状態にしておくとその間に入り込むことを防げます。
ペットボトルの上部分を切ってさかさまにして下部分にくっつけるとカメムシの捕獲器が出来上がるのですが、
中で死んでしまったカメムシはかなり臭くなるので注意が必要です。
また、氷殺スプレーやカメムシ専用の防除、殺虫スプレーなどの道具を駆使するのも良いかと思います。
クモ
クモは害虫を食べてくれる益虫なのですが、私はかなり苦手です。
私のように苦手な方は、蜘蛛が現れそうなところにハッカ油スプレーをまいたりすると良いでしょう。
また、家に沢山虫が居るとエサが沢山あることになるので、他の虫も発生させない工夫をした方が良いかもしれません。
また、蜘蛛が現れそうな場所は住んでるところによって変わってくるかと思いますが、
我が家ではお風呂場、キッチン横のごみ置き場、出入りの多い玄関でよく見かけました。
ハチ
ハチは特に危険なので、不安な方は業者に頼むなどした方が良いでしょう。
家の近くに巣が出来たりすると家の中に間違って入ってきたりやむを得ず自分で駆除しなければいけない場合があるので、我が家ではつねに殺虫スプレーを用意しています。
また、ダミーのスズメバチの巣をつけておくとスズメバチ除けになったりもするそうです。
ほかにもスズメバチの天敵であるオニヤンマそっくりのスズメバチ除けなどもあります。
なるべく早期発見できると危険が少ないので軒下や前にハチが巣をつくっていた場所などは温かくなった時期には気を付けておいた方が良いでしょう。
田舎暮らしのデメリット⑥ クマやイノシシが怖い
どんなデメリット?
クマやイノシシに遭遇するのはかなりの危険があります。
また、家庭菜園や庭、畑を荒らされたりすることも出てきてしまうでしょう。
外出に不安が出てきますし、怖い思いをするかもしれません。
ちょっと良い面
ただ、イノシシやクマやシカは人に害を及ぼしたいわけではなく、自分の身を守るためだったり、ただそこで生活をしているだけだったりします。
都会ではみられない動物たちの生活に触れ合えるのも田舎ならではと言えるでしょう。
どう解消する?
まず、人気がない森などにはあまり入らない方が良いでしょう。また、下をよく注意してみるとフンや足跡があったりします。
そのような形跡があった時はむやみには要らないようにしています。
また、昼過ぎになると森の中は暗くなる時があるので慣れないうちは昼過ぎには近づかないようにしています。
人の多い場所で昼間に堂々と出くわすことはあまりないと思いますので、昼間で人の多い場所でのみ散歩をしています。
畑や庭では、防除柵や害獣除けをするなどの工夫が必要です。
また、慣れない場所を散策する際には土地に詳しい地元の人に話を聞いたり、情報を共有しておくと安心です。
田舎暮らしのデメリット⑦ 公共交通機関が少ない
どんなデメリット?
車でのみの移動手段しかないので、車がないとかなり不便だと思われます。
なので、怪我をしたりなにかしら車の運転ができない状態になると、行動できる範囲がかなり狭まってしまうでしょう。
また車が必須になるので、車の購入からメンテナンス、ガソリン代など必要経費が掛かっていきます。
ちょっと良い面
公共交通機関が少ないということは、その分交通量が少なかったり、電車が通っていないということになります。
自然豊かな景観が保たれたり、騒音などが少ないという点もあります。
どう解消する?
主な移動手段はもちろん自動車になるかと思いますが、車が使えないような場合になった時が訪れるかもしれません。
そのような場合は公共タクシーや自転車を使ったり、少し遠くなるかもしれないですがバスを使うという手もあります。
また、無理に外出をせずに地域によっては出張診療によって治療を受けられたり、買い物もネットや出張スーパーなどがあるので活用すると良いでしょう。
田舎暮らしのデメリット⑧ 友達と遊びにくい
どんなデメリット?
田舎は人が少ない分、知り合いがいなかったりしますし、友達と遊んだりするのもなかなか難しいのが現状です。
そのような状況では寂しい思いをすることもありますし、日々の張り合いが減ってしまいますよね。
ちょっと良い面
人と交流する機会が少ないということは自分のペースでのんびりできる機会が増えるということです。
デジタルデトックスをしたり、色々な事に思いを巡らせる格好の機会です。
また、地元の人との交流をするチャンスととも捉えられます。
どう解消する?
現代では、ネットが発達しているので様々な方法で繋がることが出来ます。
一緒に遊ぶことは出来なくても、電話をしたりビデオ通話をするだけでも寂しい思いは軽減されるでしょう。
また、地元のイベントに積極的に参加したりすることで地元の方と仲良くなることもできます。
同じように田舎へ越した移住者の方だったり、同世代の方など、新しい出会いがあるかもしれません。
田舎では田舎ならではの楽しみが沢山あるので、気楽に誘うことは出来ないかもしれないですが
野外レジャーやキャンプなど誘ってみるのも楽しそうですね。
田舎暮らしのデメリット 総括
このように、田舎で暮らすのに感じていたデメリットも工夫や発想の仕方で楽しめることが出来ます。
それが田舎で暮らすうえで新しい楽しみだと感じることもあります。
「田舎暮らしをしてみたいけど不安」だと感じている方がいればこの記事を参考にしてみてください^^
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