家庭菜園をこれから始めたい人の間で、培養土を袋のまま使って育てる「袋栽培」が大人気です。
袋をそのままプランター代わりに使えるため、初心者でも簡単に野菜を栽培できます。この記事では袋栽培の手順やコツを解説しながら、今回いただいた5つの培養土を丁寧に紹介します。
どれも袋栽培に使いやすい製品ばかりで、初めての家庭菜園にぴったりですよ。
【袋のまま栽培できる培養土】おすすめ5選
【袋のまま栽培できる培養土】① 野菜の土(瀬戸ヶ原花苑)実のなる野菜の土 15L
瀬戸ヶ原花苑の実のなる野菜向け培養土は、トマト・ピーマン・ナスなどの果菜類に使いやすい配合です。水もちと通気性のバランスがよく、袋栽培の弱点である「湿気がこもる問題」を軽減しやすい特徴があります。肥料が最初からブレンドされているので、植え付け直後は追肥を気にせず育てられます。
15リットルはベランダにも置きやすく、ミニトマトなら1株、ピーマンやシシトウなら2株まで植えられる容量です。袋の耐久性もあるため、袋のまま育てるのに適しています。
【袋のまま栽培できる培養土】② 野菜の土(瀬戸ヶ原花苑)このまま植えられるトマトの土 15L
こちらは名前の通り、袋を開けたらそのまま苗を植えるだけで栽培ができる便利なトマト専用土です。トマトは根が強く、肥料の効き方に敏感な野菜ですが、専用土はトマトに合う肥料バランスに調整されているため、実がつきやすく、生育が安定しやすくなります。
袋自体に植えるためのガイドが付いているタイプもあり、初心者に非常に扱いやすい商品です。ミニトマトを「とにかく簡単に育てたい」という方にはぴったりです。
【袋のまま栽培できる培養土】③ カゴメ そのまま育てるトマトの土 15L(プロトリーフ)
野菜メーカーのカゴメと土のプロであるプロトリーフが共同開発したトマト向けの培養土で、袋栽培の定番ともいえる商品です。水はけと肥料の効き方が非常に調整されており、味のよいトマトを育てたい人には最適です。
袋に苗植え込み用の穴を開ける位置が示されていたり、水やりのポイントが袋に書かれていたりと、初めての栽培でもわかりやすい工夫が施されています。
セット販売:プロトリーフ トマトの土&ニチカン トマト支柱 180cm 栽培セット
このセットは、長く育つミニトマトに必要な支柱まで揃えられるため、袋栽培が初めての方に特に向いています。トマトは背丈が伸びやすく、180cm程度のしっかりした支柱があると風で倒れるのを防げます。専用土と支柱が初めから揃っているのは大きなメリットです。
【袋のまま栽培できる培養土】④ KAGOME そのまま育てる 野菜の土 15L
トマト専用ではなく、さまざまな野菜に使える汎用タイプの培養土です。葉物野菜・ピーマン・キュウリなど、いろいろ試してみたい方に向いています。野菜全般が育てやすいpHと養分バランスに調整されているため、袋栽培の土としてはとても使いやすい商品です。
袋の強度も適度にあるため、そのまま植え付けても破れにくく、扱いやすいのが魅力です。
【袋のまま栽培できる培養土】⑤ 培養土 焼き芋の土 20L(食から始まる園芸シリーズ FOREX)
見た目はユニークな商品ですが、さつまいもやじゃがいもなどの根菜類を育てるのに向いた配合となっているタイプが多いシリーズです。根菜は酸素を多く必要とするため通気性のよい土が適しており、この土は適度な軽さと水はけの良さが特徴です。
20リットルの容量は根が横に広がるさつまいもと相性がよく、袋のまま栽培することで形の良い芋が育ちやすくなります。収穫量を増やしたい方にもおすすめの培養土です。
【袋のまま栽培できる培養土】袋栽培の手順
袋栽培の基本的な流れはどの商品でもほぼ共通です。
- 袋の上部をカット
- 底に穴を10か所ほどあける
- 苗を植え付ける
- 乾いたらたっぷり水をやる
- 2~3週間ごとに追肥
特に水やりは重要で、袋栽培は思っているより乾きやすいので、表面の色や湿り具合をこまめに確認しましょう。
【袋のまま栽培できる培養土】野菜別の相性
- ミニトマト:③のカゴメ土、②の瀬戸ヶ原花苑のトマト専用土
- ピーマン・シシトウ:①、④
- レタスやハーブ:④
- じゃがいも・さつまいも:⑤
栽培したい野菜が決まっていれば、専用土を選ぶことで失敗しにくくなります。
【袋のまま栽培できる培養土】まとめ
培養土を袋のまま使う栽培は、初心者でも気軽に野菜づくりを楽しめる方法です。今回紹介した培養土はどれも袋栽培と相性が良く、特にトマト専用土は生育が安定しやすい傾向があります。さまざまな野菜に挑戦したいなら万能タイプの土、根菜を育てたいなら軽くて通気性のよいタイプを選ぶと成功しやすくなります。
まずは扱いやすい15〜20リットルの袋を選び、お気に入りの苗を植えてみましょう。袋栽培ならスペースがなくても家庭菜園が楽しめ、収穫の喜びを手軽に味わうことができます。


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