カタクリの花といえば紫色を思い浮かべる方が多いですが、実は 「黄色いカタクリ」 も存在します。
黄色いカタクリってどんなものか気になりますよね?今回はそんな黄色いカタクリの紹介です。
本記事でわかること
- 黄色いカタクリについて
- 黄色いカタクリの見られる場所
- 黄色いカタクリの入手・育て方
黄色いカタクリとは?紫色との違い
一般的なカタクリの特徴

カタクリ(学名: Erythronium japonicum)はユリ科の多年草で、春に可憐な花を咲かせます。一般的にカタクリといえば、淡い紫色やピンクがかった花を咲かせるものが多く、日本の山林や丘陵地で見られます。
カタクリの花は、早春に咲き、葉が出るとすぐに枯れてしまう「春植物(スプリング・エフェメラル)」の一種です。多年草ではありますが、種から発芽して花をつけるまで 約7〜8年かかる ため、環境の変化に弱く保護が必要とされています。
そんなカタクリですが、日本各地でカタクリの群生地があります。
こちらの記事ではカタクリの群生地をまとめてあります。見てみてくださいね^^
他の山野草についてはこちらの記事からどうぞ
黄色いカタクリの特徴と希少性

黄色いカタクリは、北米原産の種類で、日本ではほとんど自生していません。一般的な紫色のカタクリとは異なり、花びらが鮮やかな黄色をしているのが特徴です。
黄色いカタクリは【キバナカタクリ】や【エリスロニウム】という名前で園芸品種として扱われています。
開花期はカタクリの見ごろが終わる3月下旬~4月頃。
日本国内では自生している場所はほぼなく、植物園や特定の施設で観察できるのみとなっています。
また、カタクリの中には【白いカタクリ】といのも存在します。突然変異からなる個体なので出会えたらまさに幸運の花です。
こちらの記事でまとめてますので見てみてくださいね^^
【黄色いカタクリ】キバナカタクリが見られる場所【全国版】
黄色いカタクリは非常に珍しく、野生ではほぼ見られませんが、いくつかの植物園や公園で観察できます。
キバナカタクリが見られる場所①城山かたくりの里
神奈川県に位置する城山かたくりの里では普通のカタクリが有名で、カタクリの群生地が見られます。
その他様々な花木も植えられているので散策するのにとても楽しい場所になっています。
キバナカタクリが見られる場所②新潟県立植物園
新潟県に位置する新潟県立植物園は巨大な熱帯植物ドームやアクアリウムコーナーなどがあ大規模な植物園です。
キバナカタクリは園内の林床で見られるようです。
キバナカタクリが見られる場所③岡山市半田山植物園
岡山市半田山植物園「#ナイトガーデン」を9月1日から3日まで開催!期間中は21時までオープンします。夜咲きの花々の鑑賞やキャンドルライトアップ、ナイトカフェなどをお楽しみください。詳しくは公式FBにて。 https://t.co/Ex53uvhZtU #岡山市 #半田山植物園 pic.twitter.com/QToEs0hWrT
— 岡山市 (Okayama_city) (@Okayama_city) August 31, 2017
岡山県に位置する岡山市半田山植物園は小高い丘陵地にあり街を一望できる場所。
キバナカタクリは林床に生えている姿を見ることが出来ますよ。
【黄色いカタクリ】キバナカタクリの入手方法
実はキバナカタクリは入手し育てることが可能。そしてキバナカタクリは育てるうえでいくつかの注意点があります。
キバナカタクリの特徴
- 病害虫・寒さに強く丈夫
- 種から開花まではおよそ7年かかる
- 流通は主に球根やポットで出回る
種からだと開花に時間がかかるため、花を直ぐに楽しみたい方は芽だしのものを選ぶのがおすすめ。
キバナカタクリの育て方のポイント
- 植え替えは休眠期間の夏に行う
- 場所は直射日光が長く当たらない木の下
- 日の当たり方が気になる場合は鉢植えがおすすめ
キバナカタクリのまとめ
黄色いカタクリは、日本ではとても珍しい花であり、見られる場所も限られています。主に植物園や研究施設でしか観察できませんが、その美しさは一見の価値があります。
観察する際は、開花時期や天候をチェックしながら訪れ、マナーを守って楽しみましょう。
また、黄色いカタクリに限らず、カタクリの花は環境の変化に敏感な植物です。未来の世代にこの美しい花を残していくためにも、保護活動や啓発に協力していきましょう!
コメント