田舎へ越して一年。花粉症にあまり縁のなかった私ですが、めちゃくちゃ花粉症に悩まされる毎日です。
ということで田舎の花粉症事情とその対策をまとめてみました。
田舎への移住を検討されているなら、気を付けるべき点などもご紹介します。
この記事でわかること
田舎=花粉症が軽い、はウソ?その理由とは
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— entax(エンタックス)公式 (@entax_news) February 26, 2025
カズレーザー
“東京は地獄のエリア”山間部よりずっとひどい!
都会に隠れた花粉症悪化のリスクとは?🤧#カズレーザーと学ぶ。(@kazutomanabu)#カズレーザー #タイムマシーン3号https://t.co/mg6vd4Oj5s
自然が多い=花粉の発生源が多い
「田舎に行けば花粉症もマシになるだろう」と考えて移住した方は少なくありません。しかし、実際はそう簡単ではありません。なぜなら、田舎にはスギやヒノキといった樹木が広範囲に広がっており、花粉の“元”が圧倒的に多いのです。
たとえば、林業が盛んな地域ではスギ林が密集しており、春先には風に乗って花粉が舞い上がります。空気が澄んでいても、それは花粉が飛んでいないことの保証にはなりません。
また、杉やヒノキ以外にも花粉症の原因となる植物は他にもあります。耕作放棄地や手入れの行き届かない民家などでこういった植物が繁茂することも花粉症の原因になりえます。
都会と田舎の違いから見る花粉の飛散状況
一見、都会のほうが車の排ガスや建物の密集で花粉症が悪化しそうに感じますが、これは半分正解、半分誤解です。
都市部ではコンクリートが多いため、地面に落ちた花粉が再び舞い上がる“再飛散”が多く、それによって症状が強く出ることがあります。
一方、田舎は風通しが良く、花粉が遠くまで飛びやすいため、量そのものが多くなる傾向があります。
「空気がきれい=花粉症が出ない」とは限らないのです。
実際我が家では隙間風の多い古民家という事もありあらゆる場所から花粉が舞い込みます。
裏にある杉林から大量に花粉が飛んでいるのが現状です。
花粉症を治すために田舎へ移住は軽率!
都会の空気に含まれる物質や風の影響などで都会で花粉症が悪化する場合もあります。
しかし田舎に来たからと言って花粉症が治るわけでないのでお忘れなきよう!
実際に田舎で暮らす人の花粉症事情
田舎移住者が直面する“意外な現実”
最近の移住ブームで、都市部から地方へ移る人が増えています。しかし、花粉症持ちの人にとって、これはある種の落とし穴になることも。
「移住してからむしろ花粉症がひどくなった」という声も多く、SNSや移住者ブログでも「春が憂うつになった」という投稿が散見されます。
特に、山間部に移住した場合は、家の裏が杉林という環境も珍しくありません。
住環境やライフスタイルが与える影響
都会では窓を閉め切って空気清浄機をフル稼働する生活が可能ですが、田舎ではそうもいきません。
風通しを良くして湿気を防ぐため、どうしても窓の開け閉めが頻繁になります。
また、洗濯物を外に干す文化が根強いため、花粉が衣類や寝具に付着するリスクも高いです。
我が家では隙間風の多い古民家のせいで花粉を持ちこまないように工夫してもどっかからはいってきます。
田舎暮らしでは古い家も多く、新築のように密閉できる住宅はあまり少ないでしょう。
つまり、田舎暮らしは“花粉と隣り合わせの生活”になりがちだと言えます。
田舎での花粉症対策法とは?
日常生活でできる予防と対策
田舎で快適に暮らすためには、いくつかの工夫が必要です。
まず、花粉シーズンには外出時のマスクとメガネは必須。特に、花粉をブロックするタイプのマスクやゴーグルは非常に効果的です。
また、玄関に衣類ブラシや花粉取りスプレーを常備しておくことで、室内への花粉の持ち込みを減らせます。洗濯物は可能であれば室内干しに切り替えるのも有効です。
地域密着型の治療・病院事情
都市部に比べて病院の数が限られる田舎では、耳鼻科の予約が取りづらいこともしばしば。
しかし、地域の診療所や漢方薬局では、地元の環境に合わせた処方やアドバイスをもらえるケースも多く、都市部にはない“親身なケア”が魅力です。
また、農協や地域の健康講座などでも、花粉症対策の講座や相談会が開かれることがあります。こうした地域資源を活用することで、田舎でも安心して暮らすことが可能です。
都会 vs 田舎、どちらが花粉症に優しい?
比較して見えてきたメリット・デメリット
比較項目 | 都会 | 田舎 |
---|---|---|
花粉 | 風・再飛散あり | 元から発生 |
空気の質 | 排ガス多い(悪化の原因) | 空気がきれい |
病院の数 | 多い・アクセス良好 | 限定的・予約制多め |
花粉回避手段 | 空気清浄機・密閉空間 | 自然との共存が前提 |
どちらにも一長一短がありますが、自分の生活スタイルや症状の強さに合わせて選択することが大切です。
花粉との向き合い方は「地域」で変わる
田舎に住むことで「自然に癒される」と感じる人も多くいますが、花粉症がストレスの原因になってしまうと、せっかくのスローライフも台無しです。
だからこそ、地域の特性を知り、自分に合った対策を講じることが何よりも重要になります。
花粉症と向き合いながら田舎暮らしを楽しむ方法
田舎暮らしでも花粉を持ちこませないお家習慣
加湿空気清浄機はフル稼働
加湿空気清浄機は常に回しておきましょう。空気清浄機よりも加湿の機能が付いた加湿空気清浄機がおすすめ。
花粉が落ちやすい服を着る
冬に来ていたもこもこの服はやめて、つるつる素材の上着を着用。
寝室へは外着で行かない
寝室に行くときは外着はNG。部屋着に着替えてから行きましょう。
窓を開ける時間は早朝
早朝は比較的風が穏やかで花粉の飛散量が少ないので、空気の入れ替えは是非早朝に。
自然と共存するライフスタイルのヒント
・春は室内趣味を充実させる
・地元の食材で免疫力を高める料理を取り入れる
・ヨガやストレッチで自律神経を整える
これらの工夫は、花粉の時期を乗り越えるだけでなく、田舎ならではの季節の変化を楽しむきっかけにもなります。
花粉シーズンの「心の整え方」
精神的なストレスも花粉症を悪化させる要因です。
「花粉の季節が来た…」とネガティブにならず、短期間の“季節行事”として割り切る気持ちも大切。自然の一部として花粉も受け入れることで、気持ちが軽くなることもあります。
✅ まとめ:田舎だからって油断は禁物!正しい知識と対策がカギ
田舎に移住すれば花粉症が楽になる――そんなイメージを持っている方も多いかもしれませんが、実情はそれほど甘くありません。
むしろ、花粉の“供給源”のど真ん中に引っ越すことになる可能性もあるのです。
ですが、事前に地域の特性を調べ、適切な対策を行うことで、田舎での生活は十分に快適なものになります。
自然との距離が近い分、花粉も“付き合う相手”の一つ。うまく共存していくことが、田舎暮らしをより豊かなものにしてくれるでしょう。
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