自分で出来る古民家の寒さ対策10選

スローライフに役立つ情報

田舎ではよく見る古民家。田舎暮らしやスローライフに憧れる人にとって、古民家はとても魅力的です。しかし実際に住んでみると思わぬ問題が。それは「古民家は冷えやすい」ということ。今回はそんな古民家の寒さ対策をご紹介します。

この記事で分かること

  • 古民家の寒さの原因がわかる
  • 古民家のすぐできる寒さ対策がわかる
  • 古民家の寒さ対策に必要なものがわかる

また、冬の寒さをお家で楽しむのも良いですが、外で思い切り遊ぶのも◎

こちらの記事では冬の外遊びについて書いているので参考にしてみてください^^

古民家特有の寒さの原因と対策の必要性

古民家の冬の景色

古民家は風情があり、歴史を感じられる住まいとして人気ですが、冬の寒さが厳しいという問題が…

では何故、古民家の冬が寒いのか、実際に住んでみて分かった原因をご紹介

古民家が寒い原因

  • 断熱性が低い
  • 床からの冷気
  • 壁と柱の隙間風
  • 広すぎる間取り

このように古民家は様々な要因で寒くなりがちです。

特に古民家は断熱材を使った壁や床、天井ではないことが多いためあらゆるところから冷気が漏れてしまいます。

また、田舎では自然に囲まれたところも多く、もともとの自然環境によって寒くなることも多いのです。

そしてこんな弊害も発生します。

寒すぎて起きたこと

  • 体を冷やして体調不良
  • アクティブに動けなくなる
  • 乾燥による弊害

このため、冬を快適に過ごすには寒さ対策が必須です。

ここでは、自分で簡単にできる10個の対策を紹介し、古民家ならではの冬の寒さに負けない工夫をお伝えします。


自分で出来る古民家の寒さ対策 【これは必須】

自分でできる古民家寒さ対策①床の冷気を断熱する

古民家の床から入ってくる冷気は、部屋全体を冷やす大きな原因です。

断熱シートやカーペットを敷くことで、床の冷たさを和らげ、足元から暖かさを感じられます。

ホームセンターなどで手軽に手に入る断熱シートは、床に敷くだけで効果を発揮します。特に、和室の畳の上に敷く場合は、畳用シートもおすすめ。畳全体に断熱シートを敷くことでより効果を発揮しますよ。

また、カーペットや断熱シートがずれてしまうのが気になる方は、滑り止めシートなども使うと◎

必要なもの

自分でできる古民家寒さ対策②隙間風を遮断する

古民家の隙間風対策は重要です。

古民家は引き戸タイプの扉が多く、隙間が多くなりがちです。引き戸や窓には隙間テープを貼りましょう。

また、古民家では壁と柱の間にも隙間があることが。

土壁なら専用の材料で穴埋めをするのが一番いい方法ですが、難しい場合は冬の間だけでもマスキングテープをしておくのがおすすめ。

DIY用のマスキングテープなら、目立たず寒く無くなれば簡単にはがせます。

必要なもの

自分でできる古民家寒さ対策③行動範囲を狭める

広い間取りの古民家では、使う部屋を限定して生活すると暖房効果が上がります。

特に夜間は寝室だけを暖かくしておくと暖房効率が高くなり、寝る時の快適さも増します。

我が家では夏場によく使う部屋は

  1. リビング
  2. 子どもの遊び場
  3. 寝室
  4. 洋服部屋

の4つでしたが冬にはこれを

  1. リビング+洋服部屋
  2. 子どもの遊び場+寝室

の2つに限定しています。

洋服ダンスから冬用の服のみを取り出しておいて、リビングに設置した箱に置いておくことで移動する部屋を少なくさせます。

自分でできる古民家寒さ対策④暖房器具を駆使する

寒さ対策に一番欠かせないのが暖房器具です。

昨今は様々なタイプの暖房器具があるのですが今回は我が家で実際に使ってみた暖房器具の紹介とその使い方を紹介します。

古民家おすすめの暖房器具

  • 石油ストーブ
  • 電気カーペット
  • エアコン
  • パネルヒーター
  • こたつ
  • 布団乾燥機

があります。

石油ストーブ

寒さが厳しい真冬になると、エアコンと一緒に石油ストーブを使います。素早く部屋全体を力強く温めてくれるので、冬が厳しい古民家には一つあると絶対安心です。

我が家ではファンを使って効率よく部屋を暖めてくれる石油ファンヒーターを使用していますが

古民家の雰囲気に合わせるならレトロで可愛くじんわり部屋を暖めてくれるだるまストーブもインテリアとして使えておすすめです。

電気カーペット

我が家では寝室兼子どもの遊び場で使用しています。

8畳の部屋に対し、3畳の電気カーペットですが、床からの冷気を遮断してくれるのと、遊ぶときには娘の足を温めてくれるので大変重宝しています。

エアコン

エアコンはちょっと寒い日や石油ストーブが使えない寝る時にとても便利です。

空気が乾燥しがちなので、加湿器や洗濯物などでお部屋の加湿をしながら使うのがおすすめです。

パネルヒーター

パネルヒーターは脱衣所やキッチンなどでよく使います。また、暖房器具のない別室で作業が必要な時にあるとかなり重宝します。

寒くなりがちな脱衣所ではお風呂の準備をしながらヒーターで脱衣所を温めておけばとても快適です。

特に狭い部屋ならすぐ温まるし、石油ストーブや他の暖房器具に比べて持ち運びがとても楽なので部屋の多い古民家に暮らすなら一つあると便利です。

こたつ

古民家をといばこたつ!インテリアとしても申し分ないですが、家族団らんの冬には欠かせないアイテムです。

田舎の雪深いところに住むなら、冬はあまり外に出ず家でゆっくりすることが多いのが現状。

こたつに入って暖かい部屋から雪の降る景色を眺めるのは最高ですよ^^

布団乾燥機

布団乾燥機には「布団を温める機能」もついていることがあります。

これを使えば夜に寒すぎて眠れないということはありません。とくに冷たくなりがちな足先側を温めておくと◎

自分でできる古民家寒さ対策⑤窓からの冷気を遮断する

古民家は窓が大きいのも大きな特徴です。特に縁側の窓はほぼ全面ガラス窓だったりします。

窓の寒さ対策に必要なもの

  • 窓フィルム
  • 断熱パネル
  • カーテン

窓フィルムは窓に直接貼って断熱効果を発揮します。また、結露の防止効果も持ち合わせているものがあります。

より断熱効果の高いものは層が厚く外が見えなくなったりするので冬の間だけ貼るのがおすすめ。

そして合わせて断熱パネルを使うのもおすすめ。断熱パネルは立てかけて使うだけの簡単なものですが、下から流れ出る冷気を遮断してくれる優れものです。

カーテンも古民家の寒さ対策に欠かせません。

厚手で断熱効果の高いカーテンや、裏地に遮光・断熱機能があるものを選ぶと、窓からの冷気を遮断できます。また、冷気が漏れないように窓の形に合わせてカーテンを設置することで、外からの冷気を防ぎやすくなります。


自分でできる寒さ対策10選 身近な工夫で快適さアップ

古民家におすすめ暖かくなる工夫

自分でできる古民家寒さ対策 ⑥服装を工夫する

寒さ対策は服装の工夫も大切です。家の中でも、ヒートテック素材のインナーやフリースを活用することで、体温を効率的に保てます。

また、首、手首、足首などの「三首」を温めると全身が温かく感じやすくなるため、レッグウォーマーやネックウォーマーなども活用しましょう。

お気に入りのあったかグッズを用意すると気分も上がります^^

自分でできる古民家寒さ対策 ⑦お風呂で体を温める

古民家に住む場合、寒い冬はお風呂でしっかり体を温めることも重要です。

長めにお湯に浸かることで、体全体が温まります。お風呂上りにはすぐに暖かい服を着て、冷えないようにするのもポイントです。

寝る時に身体が冷えて寝れない場合は、布団乾燥機で布団を温めておいたり湯たんぽを活用するのもおすすめです。


自分でできる寒さ対策10選 体の中から温まる対策

自分でできる古民家寒さ対策 ⑧食べ物や飲み物で体を温める

寒い季節には、体を内側から温める食べ物を摂ることも大切です。

生姜や根菜類、鍋料理などは体を温めてくれるため、寒さが厳しい夜には積極的に取り入れましょう。

また、ホットドリンクやスープなども冷えた体をしっかりと温めてくれます。

ホットドリンクはコーヒーや緑茶のようにカフェインが入っていると利尿作用で冷えてしまうこともあるのでほどほどにしましょう。

身体を温めるおすすめの料理

  • 生姜入りの根菜たっぷりポトフ
  • 唐辛子入りのスンドゥブ
  • 豚汁など

身体を温めるおすすめの飲み物

  • ココア
  • ホットミルク
  • 生姜湯
  • 養命酒(※お酒です)

養命酒に関しては規定量をしっかり守って飲みましょう。お酒に弱い方にはお勧めできません。

自分でできる古民家寒さ対策 ⑨寝具を見直し、布団を工夫する

古民家での寝具も重要です。特に布団は、夏とは布団を使わけて保温性の高いものを選ぶと暖かく過ごせます。

特に毛布は布団の上にかけると保温効果がUPします。

また、冷たい空気が直接顔に触れないように、首元を暖かくすることも大切です。

下からの冷気が気になる場合は断熱シートやカーペットなどで工夫しましょう。


自分でできる古民家寒さ対策 湿度を管理する

自分でできる古民家寒さ対策 ⑩保湿の徹底

寒い環境では空気の乾燥、身体の乾燥が気になりますよね。

空気の湿度を保つことで、風邪や乾燥による体調不良が起きにくくなりますし、空気が冷えすぎるのを防ぐ効果も。

身体も保湿をしっかりしておくことで肌トラブルを避け、身体の保温効果を高めてくれます。

空気の保湿方法

空気の保湿方法はいくつかあります。

空気の保湿方法

  • 洗濯物
  • やかんや鍋からの加湿
  • 加湿器

洗濯物をエアコンなどの前に置いておくと乾きやすいし、加湿もしてくれます。石油ヒーターの前などは危険なので長時間置いておくのはやめましょう乾燥しやすいエアコンの前がおすすめです。

やかんや鍋を使って水蒸気を出すのも◎。ホットドリンクや料理にもつかえます。

しかし長時間火を使うと空焚きになってしまうのでご注意を

加湿器は安全で手間も少ないので一番おすすめです。特におすすめなのが加湿空気清浄機。

ウイルスやほこりを除去してくれるので風邪のひきやすい冬にはうってつけです。

我が家で使用しているシャープから出ている加湿空気清浄機【KI-RX75-T】は古民家の広い部屋にも対応してくれますし、年中お世話になっています。

自動で適切な湿度を保つので湿度の上がり過ぎによる結露も心配ありません。

詳しくはこちら↓の記事を参考にしてみてください^^

身体の保湿

長時間のお風呂や空気の乾燥によって皮膚は特に乾燥します。

保湿におすすめの工夫

  • ワセリンを使う
  • 高保湿化粧水に替える
  • 保湿ケアは全身やること

などが挙げられます。

とくに、沢山荒れがちな手や踵、足などは入念に保湿をしましょう。お風呂上りに塗るのがおすすめです。


古民家の寒さ対策 【まとめ】

古民家の寒さ対策は多岐にわたりますが、手軽にできる工夫でかなりの効果が期待できます。

断熱シートや隙間テープの利用、暖房器具の適切な使用、さらには日々の食生活や服装の工夫など、身近な方法を是非、試してみてください^^

本格的に寒くなってしまう前に早めの準備がおすすめですよ。

古民家の魅力を楽しみながら、寒い冬も快適に過ごせるよう、ぜひ今回ご紹介した対策を実践してみてください。

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