キソウテンガイの魅力
キソウテンガイ(Welwitschia mirabilis)は、アフリカのナミブ砂漠に自生する非常にユニークな植物で、その奇妙な形状と驚異的な長寿命から「奇想天外」とも呼ばれます。
この植物は1科1属1種で、雌雄異株の裸子植物です。特に日本の植物園では、この珍しい植物を観察できる場所は限られており、その展示は非常に貴重です。
そんなキソウテンガイを見られる日本の代表的な植物園を紹介します。
また、日本にはまだまだ魅力的な植物たちが見られる植物園が沢山あります。こちら↓の記事ではそんな珍しくも魅力的な植物がみられる植物園についてご紹介しているので、もっと知りたい方は是非チェックしてみてください^^
キソウテンガイが見られる植物園 筑波実験植物園(茨城県つくば市)
筑波実験植物園は、日本における植物研究の拠点として知られていますが、一般公開も行われており、珍しい植物が多く展示されています。その中でも特に注目されるのがキソウテンガイです。園内の「サバンナ温室」で展示されており、その独特な姿と生命力を感じることができます 。
キソウテンガイが見られる植物園 筑波実験植物園のアクセス
筑波実験植物園はつくばエクスプレス「つくば駅」から徒歩約20分。または、バスでのアクセスも便利です。
キソウテンガイが見られる植物園 筑波実験植物園の展示場所
筑波実験植物園では、キソウテンガイは「サバンナ温室」に展示されています。
この温室は、熱帯・亜熱帯の乾燥地帯に生息する植物をテーマにしたエリアで、サバンナ気候を再現した環境でキソウテンガイが育てられています。サバンナ温室内は、砂漠地帯の生態系を模倣しており、特に乾燥地帯に特有の植物の展示が充実しています。
筑波実験植物園のマイフェイバリット。カッコ内は撮影日。
— はむ(みさき)文フリ東京 (@ham_misaki) January 17, 2020
ショクダイオオコンニャク(2018/6)
ヒスイカズラ(2019/2)
セツブンソウ(2018/2)
ウィルウィッチア(和名:奇想天外)(2019/12) pic.twitter.com/srbdUtMXJy
キソウテンガイが見られる植物園 咲くやこの花館(大阪府大阪市)
大阪市の咲くやこの花館は、国内でも有数の植物館で、特に乾燥地植物の展示が充実しています。ここでは、世界最大級のキソウテンガイの株が展示されており、雄株と雌株の両方が観察できます。この植物館の乾燥地植物室で展示されており、キソウテンガイの成長過程やその魅力を間近で楽しむことができます 。
キソウテンガイが見られる植物園 咲くやこの花館のアクセス
大阪メトロ長堀鶴見緑地線「鶴見緑地駅」から徒歩約10分。
キソウテンガイが見られる植物園 咲くやこの花館の展示場所
「乾燥地植物室」は、砂漠や乾燥地域に生息する植物が集められたエリアです。ここでは、キソウテンガイが特に目立つ展示物の一つです。この植物館は、世界中の乾燥地帯から集められた多種多様な植物を展示しており、キソウテンガイはその中でも特に大きな株を誇ります。
キソウテンガイが見られる植物園 東山動植物園(愛知県名古屋市)
東山動植物園は、その広大な敷地と多様な動植物で知られていますが、キソウテンガイも展示されています。この動植物園では、特に昆布のように長く伸び続ける葉を持つキソウテンガイの特徴を観察することができます。その独特な形状と長寿命が来園者を驚かせます 。
キソウテンガイが見られる植物園 東山動植物園のアクセス
名古屋市営地下鉄東山線「東山公園駅」から徒歩約5分。
キソウテンガイが見られる植物園 東山動植物園の展示場所
キソウテンガイは特に温室の一部で展示されています。この温室は、砂漠地帯を再現したエリアとして構成されており、特に長寿命の植物や珍しい乾燥地植物が集中して展示されています。
植物園・温室の‛キソウテンガイ’です。この植物は二枚の葉を一生伸ばし続けるというちょっと変わった生態の植物です。葉に付いた筋のようなものは移植の時に傷んだ痕。移植後葉のほとんどが枯れドキドキましたが、一年が経ち葉が生き生きしてまいりました。#東山動植物園 #植物園 #キソウテンガイ pic.twitter.com/P9u2xNwDow
— 名古屋市東山動植物園 (@higashiyamapark) February 12, 2022
キソウテンガイが見られる植物園 福岡市植物園(福岡県福岡市)
福岡市植物園では、温室内のサボテン室でキソウテンガイが展示されています。この植物園では、キソウテンガイの成長具合を詳しく観察することができ、特に大きく成長した葉が展示の見どころです。園内の散策マップを使って、他の珍しい植物とともに楽しむことができます (福岡市植物園)。
キソウテンガイが見られる植物園 福岡市植物園のアクセス
福岡市地下鉄七隈線「薬院大通駅」からバスで約15分。
キソウテンガイが見られる植物園 福岡市植物園の展示場所
「サボテン室」は、温室内に設けられたエリアで、乾燥地帯に生息する植物を中心に展示しています。ここでは、キソウテンガイがサボテンや他の乾燥地植物とともに展示されており、訪問者はこの植物がどのようにして過酷な環境に適応しているのかを観察することができます。特に、このサボテン室では、キソウテンガイの葉の長さや成長過程を詳しく展示しており、その成長速度や水分の吸収方法についても説明されています。
福岡市植物園は温室が広くて見ごたえがある
— MUMU (@MUMU_0078) May 27, 2024
これは奇想天外と花をつけてるサボテン pic.twitter.com/lheyGecY5J
まとめの文章
日本国内でキソウテンガイを見られる植物園は限られており、それぞれの施設が独自の魅力を持っています。筑波実験植物園の研究的な雰囲気、咲くやこの花館の大規模展示、東山動植物園の豊富な自然体験、福岡市植物園の充実した温室展示。これらの植物園を訪れることで、キソウテンガイの神秘的な魅力を実際に体感できるでしょう。日本の各地にあるこれらの植物園を巡る旅は、珍しい植物の世界を深く知るための素晴らしい機会となるはずです。
また、日本にはまだまだ魅力的な植物たちが見られる植物園が沢山あります。こちら↓の記事ではそんな珍しくも魅力的な植物がみられる植物園についてご紹介しているので、もっと知りたい方は是非チェックしてみてください^^
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