田舎では仕事がない?
田舎では需要のある仕事に偏りがある
田舎で求職活動をしていて思うのは、職種に偏りがあるということです。
例えばですが、オフィス街がないので会社は少ないのが現状です。逆に森や畑、田んぼがあるので多いのは林業や農業のお仕事が多いのが見受けられます。
しかし、田舎では人の流出が多く、流入してくる人が少ないので、色々な所で「人手不足」の声を多く聞きました。
実際に田舎で求職活動をしていると「是非ウチで働いて!」と言われることもあります。
このように、田舎では「仕事がない」のではなく、「選べる職種に偏りがある」というのが正しいかと思います。
田舎ではどんな仕事があるの?
私が実際に求職活動をした中で多かった職種を紹介させていただきます。
- 接客業
- 観光農園
- 工場勤務
- 病院の医療事務
- 介護職
などです。
これは住んでいる地域によって職種に偏りがあるかと思います。
工場が多ければ、工場勤務の募集がありますし、インターなどが近ければガソリンスタンドなどの仕事があります。
商店街があれば、販売業の募集も出てきます。高齢者の多い地域では介護職も人気です。
海が近かったり、林業が盛んだったり、高速道路が近かったり、工場が多かったりが…その地域によって需要のあるお仕事は大きく異なるということですね。
私が実際に田舎で求人活動をした際の田舎の求人事情を記事にしてあるので、是非参考にしてみてください
田舎で仕事がない時にやるべきこと① ハローワーク・役所で探す
ハローワークや役所の窓口で求職活動をするのは王道ですね。
ハローワーク・役所で仕事を探す メリット
- 沢山の募集を一気に見られる
- 求職活動にカウントされる
- 窓口で相談にのってくれる
本当に人手が欲しい企業が募集を出していますし、一覧で探せるので自分に合った仕事や興味のある仕事などが楽に探せるのでが大きなメリットです。
特に失業手当を受給されている方であれば、ハローワークや役所の窓口での相談は求職活動としてカウントされますので、積極的に活用されると良いかと思います。
また、自分では直接聞きにくい事(時短勤務可能か?手当についてなど)はハローワークや窓口で聞いてくれることが多いので、仕事を探すときに役立ちます。
ハローワーク・役所で仕事を探す デメリット
- ハローワークや役所の窓口に行く必要がある
- 人が多い
ネットで募集を見ることは可能ですが、相談や細かく聞きたい事、面接などの手続きは、直接ハローワークや役所に行かなければいけない事が多いです。
田舎では役所やハローワークに行くのも遠くて一苦労することがあります。
私の場合は役所まで車で20分、ハローワークまでは車で一時間かかっていました。
田舎で仕事がない時にやるべきこと② 人伝で聞いてみる
人づてで聞いてみるのも一つの手です。
地域の方と仲良くしているとお仕事についての話は必ず話題になります。
その時に、「自分ができる事」「どんな仕事をしてきたか」「どんなことに興味があるか」など話しておくと、
色々なつながりの中でその情報が出回ります。
また、仲良くなった人とは連絡先を交換しておくと有益な情報を貰えるかもしれません。
「新しく越してきた○○さん、△△に興味があるらしい。」「それなら、××さんとこのお仕事どうだろう。人で足りないって言ってたよね」みたいな感じで情報が伝播していきます。
人づてで聞いてみる メリット
- 役所などで載っていない仕事がある
- 歓迎されることが多いので、細かい考慮をしてくれる場合がある
- 自分の好きな仕事であることが多い
役所などで求人を申請するほどでないけど慢性的な人手不足、もしくは求人掲載していたけど人が来ないからやめた、これから求人を掲載するつもりだったりなどで、「人手を欲してるけど求人情報を公開していない」会社というものがあります。
また、こちらから「こういう仕事を探している」「こういう仕事がしたい」と具体的に発信していると、田舎特有の密なネットワークで広がってくれるので、自分に合った仕事を紹介してくれる時もありますよ。
人づてで聞いてみるデメリット
- 自分の情報が出回る
- 仕事がやめづらい
- コミュニケーションが必要
こちらから情報を発信しないと意味がない以上、自分の情報が良くも悪くも出回ります。
また、せっかく紹介してくれた仕事というのもあり、万が一合わなかった場合など、仕事をやめづらい時があるかと思います。
人に仕事を紹介するとなると、ある程度信頼関係がある人でないと、紹介しづらいですよね。田舎で人づてで求人の情報を集めたいのなら、地域の活動や、地域の人たちが集まるイベントなど積極的に参加するなど地域に溶け込む努力が必要かと思われます。
田舎で仕事がない時にやるべきこと③ 募集案内のある看板を探す
田舎で仕事を求人する際に、店舗では店の中に看板などで求人を出しているのをよく見かけます。
だいたいの時間や勤務内容、時給などの必要事項が描かれていることが多く、目立つところに掲載されています。
募集案内の看板 メリット
- ハローワークや役所にない求人がある可能性がある
- ついでで探せる
お店の中で求人をするのは手っ取り早く、紙を張り付けるだけなど、費用も抑えられるため、気軽に行える求人ともいえます。求人看板は、役所にない求人もあるかもしれませんね。
また、買い物やお出かけなどの時に気軽に探せるので、他の求職活動と並んでやりやすいですね。
募集案内の看板 メリット
- 時間がかかる
- 詳しい記載がない
求人看板はいたるところに掲載されていますが、それだけで求職活動をするのはかなり難しいです。
また、求人看板は詳しいことが書いてないので、実際に調べたり、問い合わせをしてみないといけない事が多いでしょう。
田舎で仕事がない時にやるべきこと④ 在宅でできる仕事を探す
在宅で出来る仕事は色々あります。主にインターネットを使った仕事が今は多いようです。
例えば、
- ブログ
- SNS
- ウェブデザイナー
- ウェブライター
- オンライン講師
- データ入力
- 動画編集
などです。
PC関係で強みがあれば田舎で在宅で仕事をするのも夢ではなさそうです。
在宅でできる仕事を探す メリット
- 時間、場所が自由
- 家で出来る
PCがあれば場所を選ばなくても仕事が出来るのが在宅ワークである仕事では強みになります。
ただ、田舎であると気軽に電波が入るわけではないので注意しましょう。
家でネットが繋がれば、家でリラックスしながら仕事をすることが出来ます。
通勤する必要がないのも大きなメリットですね。
在宅でできる仕事を探す デメリット
- ネット環境が整っている必要がある
- ものによっては収入が不安定
ネット環境の良し悪しがそのまま仕事に直結することがあるので、ネット環境が悪い場合は見直しが必要です。
ネット回線をひいたり、wi-fiなどの検討が必要になります。
田舎でwi-fiを設置した体験レビューについて、記事があるので参考にしてみてください。
田舎で仕事がない時にやるべきこと⑤ 仕事を探す範囲を広げる
仕事がどうしても見つからない場合は仕事を探す範囲を広げるのもいいかもしれません。
通勤手当などがでれば負担が軽減されるので、通勤手当が厚い仕事を探すといいでしょう。
仕事を探す範囲を広げる メリット
- 自分のやりたい仕事が見つかる可能性
- 仕事の選択肢が広がる
私の住む地域では通勤時間を1時間ほどにするだけで求人の量はかなり多くなりました。
少し離れた地域に行くだけで、需要のある仕事が変わってくるので仕事の選択肢が広がるかもしれません。
仕事を探す範囲を広げる デメリット
- 通勤時間が長くなる
通勤時間が長くなるのが大きな負担になることも。
家に帰るのが遅れますし、自分や家族の時間が減るのは辛いことですよね。
「自分の許容範囲」を見つけておくと良いでしょう。
田舎で仕事がない時にやるべきこと⑥ 自分で仕事をつくる
田舎に住んでみて分かったことは、意外と仕事にできることは沢山あるということです。
自分で出来るけど仕事で忙しくてできないことや、高齢者の方で自分でやるのが大変なことなどは仕事にもできるし、感謝もされます。
- 草刈
- 庭木の剪定、庭掃除、雑草抜き
- 雪かき
- 買い物代行
- 家の修繕
などです。
仕事を見つけられないのであれば、自分で仕事にしてしまうというのも一つの手ではないでしょうか?
自分で仕事をつくる メリット
- 地域の人と繋がれる
- 自由度が高い
このような仕事は地域の人との交流があるうえで成り立ちます。しかし、困っていることを助けるので、基本的に感謝される仕事といえるでしょう。
また、他の仕事であれば、ちょっと嫌だけどやらなきゃいけない業務などは断るのは難しいですよね。しかし自分で仕事を取りに行くスタイルなので、嫌な仕事はやらなくても大丈夫です。
自分で仕事をつくる デメリット
- 収入が安定しない
- 個人事業主になるので、全て自分の裁断になる
人の困りごとがあって初めて成り立つ仕事だと、どうしても不安定になりがちです。収入を安定化させるためにはしたくない仕事をしなければいけないかもしれないですし、努力が必要でしょう。
また、収入の管理や所得の計算などは全て自分でやる必要があるので、事前の準備が必要です。個人事業主になるにあたっての知識は十分に仕入れておく必要があるでしょう。
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