産後のイライラ妻が夫にして欲しい3つのこと

スローライフな子育て
  • 妻にプレゼントを贈ったら怒られた
  • 産前と産後で全然態度が違う
  • いつも妻がイライラしていて居心地が悪い

産後のママをもつ旦那さんはよく聞く話ではないでしょうか?

もしかすると、奥様が欲しいのは「理解」と「ほんのちょっとの行動」かも…?

こちらの記事では一児のママである私がパパにしてもらえて嬉しかったことをお伝えします。

非常に簡単なことなので、お困りの旦那様は是非参考にしてみてくださいね。

産後のイライラ妻が夫にして欲しい3つのこと① 先ず理解

まず私が夫にされて嬉しかったのは「理解をしてくれること」でした。

私は産後に、腰痛・貧血・会陰の痛み・胸の張り・寝不足・夜眠れないほどの蕁麻疹になりました。産後の体の変化は人それぞれですが、いつも通りでいる人の方が少ないのではないでしょうか。

産後すぐの時期は夫も忙しく、週6勤務で帰ってくるのは夜遅くでした。一緒に居る時間なんてほぼなかったです。しかしそんな状況でも夫は私が辛いと感じていることや体の不調を話すと、話を聞き、ちょっとした家事をしてくれました。

夫のこうした言動は今でも嬉しくて「産後の感謝は一生もの」なんだなと感じました。

なぜ理解が必要か?

『理解してても行動してなきゃ意味がない。それならただ言われたことだけすればいいじゃん。』

と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。ではなぜ、理解が必要なんでしょうか?

それは『指示されて行動する』ことには何の意味もないからです。

『皿を洗ってと言われたから皿を洗う。』と『妻が辛そうだから皿を洗う。』では意味が違うのです。

もし仕事場に、『業務の目的を理解して動ける人』と『ただ言われたことだけやる人』が居たら、どちらがより仕事が出来る人と言えるでしょうか?

指示を出さなければいけない立場からすると圧倒的に『業務の目的を理解して動ける人』が良いでしょう。

行動に結果が伴ってなくてもいいのです。『理解して動こうとしてくれた』という事実が嬉しいのです。

理解してほしいこと①産後ママの価値観の変化

産後のママがいちばんたいせつにしているもの、それは「赤ちゃんの命」です。これはいうまでもありませんね。

そしてその次に大切にしているものはなんでしょうか?

それは、恐らく「自分自身の命」になるかと思います。

なぜなら、「自分より大切な赤ちゃんのお世話をし守ることできるのは自分だけ」だからです。

その次に、お仕事をしてくれているパートナーが大切になります。

ママのこの急激な価値観変化についていけずに、「大切にされなくなった…」と感じる旦那様も多いのではないでしょうか?ですがそれって当たり前な事なんです。

赤ちゃんは『言葉を話せない・ささいなことが命にかかわる・自分でなにもできない』です。

産後のママの価値観は、急激に大きく変わるんです。

「何よりも緊急性が高く、自分の命よりも大切な赤ちゃん」が出来たことを理解してあげてくださいね。

もちろん、旦那様に対し「自分の大切な赤ちゃんを同じ位大切にして、お世話も任せられる」とママさんが信頼出来たら、旦那様も「自分と同じ位大切な人」と認識できるのではないかと思います。

理解してほしいこと②産後ママの不調は目に見えない

もちろんですが、人間の体調なんて、ぶっちゃけ他人からは分かりません。

嘘を付いていたり、大げさだったりしますよね。

ですが、産後のママの身体の変化においては大げさに言っているということは、私の体感ではありますが、ゼロです。

「うちの妻は何も言ってこないから何もなかったんだな…」

と思った旦那様。恐らく違います。

伝えることに労力を費やすことが出来ないくらい、それどころじゃない。」

が正解だと思います。

奥様が落ち着いたタイミングで、訊いてみてもいいですが

「何も言わないし、何もなかったから、体はきっと元気」だとは思わず

周囲の人や、色々な人の体験を見聞きして、

「産後のママの身体はやべえ」という事を理解しましょう。

母子手帳には産後のママの状態が詳しく記録されています。気になる人はぜひ覗いてみて。

理解してほしいこと③産後ママは不安がいっぱい

もし、こんな仕事があったらあなたは就職しますか?

  • 24時間体制
  • 給料なし
  • マニュアルはあるが、イレギュラーが多すぎて参考にならない
  • 分からない事があった時に聞ける先輩が居ない
  • その会社には、あなた一人だけ
  • 人によっては2,3時間おきに身体的苦痛を伴う
  • 命を扱う責任のある立場

とこんな感じです。

これは実際に私が感じた『産後のママの育児現場』です。

24時間体制

生まれたての赤ちゃんは、2,3時間おきの授乳が必要です。

寝ている時だって、安心とは限りません。「乳児突然死症候群」というものがあるので、気になる方は調べてみてください。

これは、男の人には分かりづらい感覚なのかもしれませんが、産後のママは誰より何より、自分の命よりも生まれてきた赤ちゃんの命を大切に思っています。それが母親というものです。

なので、「きっと今目を離しても大丈夫かな?」と思いつつも、心配で心配でしょうがないのです。

「合理的」ではありません。「理性的」でもありません。もうこれはどうしようもないものだと思ってください。こういう「手厚いママの世話」があるおかげで赤ちゃんはすくすく育ってくれるんです。

給料無し

育児には、様々な手当てや補助、もしくは育休手当等が存在しますが、それを給料といて捉えている人は少ないのではないでしょうか。

会社で給料をもらう際、残業や評価など自分の頑張りしだいである程度給料というものは変化し、それが仕事をするモチベーションにもつながります。

しかし、手当などには人の頑張りは一切反映されません。寝ずに頑張っても、自分の身を削っても、我が子がすくすく育っても、それによって給料に反映されることがありません。

分かって欲しいのは、人によってはそれが苦痛にもなるという事です。

人から評価されない、感謝されない、社会に貢献している感覚がない。生きがいを感じることが出来ない女性も多くいます。それを分かって下さい。

実際、私は産後、仕事をしていないことが結構苦痛に感じることもありました。仕事は時間の拘束や煩わしい人間関係もありますが、社会に貢献しているということを実感できる場所でもありますよね。

先輩がいない

会社には殆どの会社で「先輩」というものが居るのではないでしょうか。全員が全員、いい先輩ではないのかもしれませんが、会社では、仕事のやり方を教えてもらえることがほとんどでしょう。

会社の方としても、仕事を覚えてもらわないと話にならないからです。

ですが、育児にはそう言う人は居ません。病院や、行政での育児の講義、育児本などがあります。

しかしそれは酷くふわっとしたものなんですね。

何故なら「育児にはその赤ちゃん一人一人に合わせてやるもの」だからです。

「この泣き方はこうして欲しい時」「この子はこういう抱っこで寝る。」なんて、いちいち書いてません。

そして、もし緊急で分からない事があった時、直ぐにそれを聞ける人は居ません。

「この発疹って大丈夫?」「なんだか今日ずっと泣き止まない…」それをいちいち聞いて一緒に悩んだり解決してくれる人は居ません。

いるとしたら恐らく義母や実母なのですが、私が言われたのは

「随分前過ぎて覚えていない」「昔と今でやっていい事と悪い事が変わっててびっくり!」

と言われました。実母が育児をしていたのは20年前。昔やってよかったものは、今はだめだったりすることがあるんです。

なので新米のママはネットなどで情報を集めたり、「大げさなのかも…」と思いつつも病院を頼らざるを得ません。

自分の命より大切な子を安全に育てる方法が、あまりにも曖昧過ぎて、毎日不安と戦いながら育てているのです。

ずっと一人

本当は一人ではなく、赤ちゃんが居るのですが、その赤ちゃんはお母さんの話を聞いてくれません。

また、生まれて間もない赤ちゃんをなかなか外に出すことはとても難しいです。

自分の体調は悪いし、出かけるために身だしなみを整え、赤ちゃんの為に沢山の物を持ち歩かなければいけません。そして、赤ちゃんの機嫌が悪ければ泣くことももちろんあります。季節によって暑すぎたり寒すぎたりして外出が適さない時もあります。

そうしてお母さんは、話し相手にはなってくれない赤ちゃんと二人きりで長い間過ごさなければならないのです。

SNSや知り合いに電話をして、話し相手になってもらうのが良いのですが、赤ちゃんのことが気になったり、人を気遣うことを労力に感じてしまって、結局一人になってしまう人もいます。

私は、一人が好きなのですが、喋る相手が夫しかいない事がむなしいと感じることもありました。

夫は話をよく聞いてくれる人だったので、本当に救われました。

もし、奥さんの話を聞いてあげられていない人が居るのであれば、聞いてあげてください。

起承転結もなければ、きっと話が飛んで何を伝えたいのか分からない事もあると思います。

それでも、聞いてあげてください。解決策も話題を盛り上げなくてもいいので、ただ少し、リアクションをしてあげてください。

このように産後のママは、価値観が変わり、体が変わり、立場が変わります

「自分には関係ない」と思わず、まずは理解をするところから。それだけで産後のママのイライラって軽減できると思いますよ。

産後のイライラ妻が夫にして欲しい3つのこと② 感謝すること

上記で書いたように、産後のママさんは大変です。なのに、世間では「みんな当たり前にやっていることだから」と感謝される機会はあまりありません。

ですがそれなら当たり前に育児をやっている皆が当たり前に感謝れるべきなんです。

もちろん毎日お仕事を頑張ってる旦那様も感謝されて当たり前!感謝し合える環境を作るためにも、まずは自分から始めてみてください。

自分が感謝されたいと思った時、「感謝して!」というのではなく自分が先に感謝を示すことの方がよっぽど感謝されやすいですよ!

それでは具体的に私が実際に褒められて嬉しかった事を紹介しますね。

  • 産んでくれたことに対しての感謝
  • 当たり前にやってくれてることに感謝
  • 順調に育ててくれていることに感謝

産んでくれたことに対しての感謝

出産を頑張っていないママさんはいないのではないでしょうか?すくなくとも十月十日、お腹の中で赤ちゃんを育てることも容易ではないことです。

もう過ぎ去ったこととは思わず、口に出してなかったなと感じたパパさんは改めて伝えて見てあげてくださいね。

当たり前のことに対しての感謝

これが出来る人って本当に凄いなと感じてます。私の夫は、ほぼ毎日、料理を作ってくれることや家事に感謝してくれる人で、「当り前を当たり前にしない」人です。難しいことではありますが、私も見習って日々実践中です。

互いに感謝し合うことが当たり前になって、気分良く過ごせますよ。

順調に育ててくれていることへの感謝

まず、赤ちゃんは勝手に育ってくれることってないですよね。

毎日の授乳、オムツ替え、沐浴をして貰って、体調のチェック、室温の管理、成長に合わせた遊びをしてもらったり、色々なお世話のおかげで元気に育ってくれます。

それはママがどんなに体調が悪くても一日も欠かさずやっているおかげです。

「こんなに立派に育ててくれてありがとう」という旦那様のその一言だけで、ママのやってきた事が報われます。

褒め言葉は減るものじゃありません!夫婦円満を目指して是非一言からでも始めてみて!

産後のイライラ妻が夫にして欲しい3つのこと③ 話し合いをしよう

産後のママと仲良く過ごしたいと思うなら、

「理解すること」「感謝すること」そして3つ目が「話し合いをすること」です。

しかしこれは、産後に限ったことではないのかもしれませんね。

なぜ必要?

夫婦だけの問題ではなく、話し合いというものは非常に重要です。

会社では毎日のように会議がありますよね。これでもかって位多いです。

ではそれはなぜか?

私の考えですが、方向性、目的を逐一すり合わせることで、問題点の洗い出しや共通認識をもつことが出来るからではないでしょうか?

何の為にこの業務をしてるのか、それをすり合わせていかないと、上手く成果が出せないのは明らかです。

それは夫婦でも同じです。これは奥様にももちろん言えることですが「言わなくて分かる」はずがないんです。

話し合いに必要なこと

妻の身に起きている状況を踏まえたうえで、自身の行動を振り返りましょう。

それで悪いと感じることがあるのであれば、謝り行動を改めることを伝える。

分からなければ素直にそう言いましょう。自分なりに頑張っているつもりであることも伝えましょう。

もしかしたら奥様が悪いことだってあるかもしれません。

  • 喧嘩ではなく、話し合いをする
  • 話し合う前に相手の立場に立つ
  • 自分の立場を理解してもらう
  • 「互いにとってメリットがある解決方法」を目指す

まずは絶対に話し合いをすること。目的はストレス発散ではなく「問題解決」です

「感情的にならない」「相手を傷つける発言を避ける」ことは心にとどめておきましょう。

次に、相手の立場に立って話し合いをしましょう。互いに自分の立場でのみ話を進めていたら、話し合いは平行線です。

なので、自分の立場を理解してもらうことももちろん重要です。

そして最後は「自分だけメリットがある解決方法」ではなく「互いにメリットがある解決方法」を考えること。片方が納得しないまま、我慢をする、頑張ることで問題を解決することは出来ないです。

最後に

旦那様が仕事を頑張って来てくれていることは奥様も分かっています。

人によって「子供が生まれたんだから頑張らないと」と仕事を任されたり、責任を感じているパパもいるはずです。

それなのに、家に帰れば家は散らかり、妻はイライラ。何かしようと思っても機嫌が直ることはない。

そういう状態で、人に対して優しい気持ちで接するのは難しいのかもしれません。

でも、あなたが行動を少し変えるだけで、少しづつでも状態は良くなっていくはずです。

相手の考えや行動を変えることは難しいですが、自分の考えや行動を変えることは簡単です。

いきなり全部、完璧にやる事は難しいので、少しづつ自分に合ったペースで頑張ってみてください。

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