夫が育児に参加しないという話は結構いろんなところで聞きますよね。もちろん、仕事などで忙しくしていて参加できない場合もあるのですが、どうも乗り気ではないように見えることも…。
我が家の娘は夫のおかげで自他ともに認めるパパっ子です。今回はそんな我が家でも実践した夫の育児が楽しくなる方法をご紹介します。
この記事で分かること…
- 夫の育児に参加しない理由がわかる
- 夫の育児をサポートする方法がわかる
- 夫の育児が楽しくなる方法がわかる
夫が育児に参加できない原因
育児を積極的にしてくれない夫に対して「なんでもっと育児してくれないの?」と責めてしまいたくなることもあるかもしれません。しかし原因を知らずに責めてしまうと余計に育児に参加しにくくなることも。まずはママの手で原因を考えてみるのも一つの手です。
実例をいくつか紹介します。
- 仕事で頭がいっぱい
- 赤ちゃんは自分よりもママが好きだからという認識
- 世話をするのが怖い
- ママの心配症と過干渉
- 時間帯が合わない
仕事で頭がいっぱい
我が家の夫の仕事は結構忙しく、帰って来てもいつもクタクタでした。今では仕事が忙しくても、娘との触れ合いがむしろ仕事の疲れを癒してくれているようですが、
慣れないうちはその触れ合いはただの『緊張』だけになってしまいます。仕事でフルで使った脳みそがまた疲れてしまう結果になるんですよね。そしたら赤ちゃんから遠ざかってしまうのも無理ないのかもしれません。
赤ちゃんは自分よりもママが好きだからという認識
常に付き添い、心地の良い空間を作ってくれるママは赤ちゃんにとってかけがえのない存在ですよね。
いつも一緒にいるママと違ってパパは寝る前の3時間位しか一緒にいませんでした。ママの方が抱っこが上手いし、いつも一緒にいるから落ち着くのでしょう。寝かしつけの抱っこはパパにはどうしてもできず、最初は私がやっていました。
そして夫は育児に自信を失くしてしまいました。こうなると「やっぱりママの方がいいよね」と思い、育児に参加しづらくなりますよね。
世話をするのが怖い
新生児はとくにふにゃふにゃしていて特にか弱い存在です。神経を使うことが多いし、自分のお世話で泣いてしまわないか心配です。
ママは毎日のお世話で徐々にコツを掴みますが、なかなか時間の取れないパパはコツを掴むのがやっと。しかも日に日に成長していく赤ちゃんは昨日のやり方が通じないということが多々ありました。
メンタルリープに突入していたり、ちょっと寒かったり暑かったり、少し鼻が詰まっているだけですぐに泣いてしまいます。
泣いてしまえばすぐにママが飛んできてお世話の交代。「俺のせい?」と落ち込んでしまいます。
ママの心配症と過干渉
とにかく産後の私は我が子を守ることに必死でした。初めての育児で「適度な適当」ではいられない。
すこし夫のやり方が違えば口を出したり、手を出したり。娘が泣けば、私が直ぐに抱っこする。それは正直、仕方のない事ではあったんですが、もう少し夫を信頼してあげても良かったかなと猛省。
ゲップの出し方に口を出した時に「もう、大丈夫だって」と夫に言われて、ようやく自分の過干渉に気が付きました。
時間帯が合わない
夫が帰ってくるのは7時か8時。その時間にはよく娘が寝ている時間でした。起こすのはかわいそうなのでひたすら寝顔を見るだけの夫…。
その時間は夫婦二人きりの時間を過ごせて良かったのかもしれないですが、娘に触れ合う時間がもっと作れたらよかったのかなと思いました。
夫からすると触れ合う時間が短いと育児に参加しようにもできないのが現状でした。
夫の育児が楽しくなる方法 ①赤ちゃんがご機嫌な時に触れさせる
夫が世話をしてくれない原因は、なかには解消できないものもありましたが、解消できるものはいくつかの方法を行ってみて良かった事を紹介します。まずはご機嫌モードの赤ちゃんに触れさせる方法です。
ニコニコしている可愛い状態の赤ちゃんと触れ合うことで「パパの抱っこでも機嫌が良い」状態を沢山作ります。
愛嬌を振りまいてくれる赤ちゃんに対して、「可愛い」という感情も湧きやすくなりますよね。
ミルクを飲ませたあとや、たっぷり遊んだあと、沢山抱っこをしたあとは機嫌が良い時が多かったので、その時に夫に抱っこを代わってもらったりしていました。
ある程度機嫌がいいと、ママの抱っこじゃなくても大丈夫でしたし、機嫌がいい時にママ以外の人に抱っこさせることで、他の人の抱っこにも慣れるようになりました。
夫の育児が楽しくなる方法 ②無理やりやらせない
仕事が忙しくて疲れて帰ってきた中で、あれもこれもと任せるとげんなりしますよね。
ママが忙しくて手が付けられない状態でない限りは、むりやり赤ちゃんのお世話を押し付けるようなことはしない方がいいかもしれません。
パパの疲れ度具合を確認して、任せられるものと自分がやる事を区別しました。帰ってくる時間が早いなら、沐浴をお願いしたり、逆に忙しい時は夫は何もしないですむようにしました。
あれやってこれやってと言うのではなく、夫が良い思えるタイミングで育児をすることでやらされている感覚が無くなりますし、夫の方からも「今日はお風呂代わるよ」「オムツかえるね」と自分のできることを申告してくれるようになって、とてもやりやすくなりましたよ。
夫の育児が楽しくなる方法 ③褒めると感謝を忘れない
「いつも私がやっていること」と思わずにきちんと褒めたり感謝を示しましょう。
普段仕事で世話をあまりできていない中、上手くお世話ができているのであれば、それはパパが試行錯誤してくれた証拠ですよね。また、やってくれたことが嬉しかったのならそれを伝えないともったいないですよ。
普段から感謝を口にしていると互いに感謝の言葉を言いやすい環境がつくれます。パパからママに感謝の言葉をくれるかもしれませんよ。
例としては
- 「パパの抱っこでも眠れるようになったね」
- 「ゲップ出させるのうまいよね」
- 「○○してくれてありがとう。助かったよ。」
- 「お仕事お疲れさま。お世話もしてくれてありがとうね。」
口に出すと恥ずかしかったりしますが、言われた側は嬉しいものです。臆せず沢山使っていきましょう^^
夫の育児が楽しくなる方法 ④パパと居る時はママはご機嫌でいる
夫が帰ってきたら正直やる事って増えるんです。部屋をもう一度綺麗にして、配膳、食器洗い、お風呂の準備等々…。だからパパが帰ってくると疲れてしまうこともあります。
ですが、不機嫌でいることの方がデメリットが大きいですよね。不機嫌なママだとこんな悪いことが起きます。
- 不機嫌が伝染する
- 赤ちゃんが不穏な空気を察する(泣いたりすることも)
- 家事や育児が余計頼みにくい
- 素直に言い出しにくい
- 負のループで不満が溜まる
ママの機嫌の良さは最優先事項です。ママの機嫌1つでお家の中の空気は変わります。
食器洗いは出来てなくてもいいし、食事も手抜きで良いでしょう。全てを完璧にして疲れ果てたり不機嫌なママよりも、適度に手を抜いてご機嫌なママの方が、家族全体で見てもメリットがあるんですよ。
私の機嫌がいいことで、赤ちゃんはパパとママ一緒にいる空間が一番心地よく感じてくれているように感じますし、パパと居る時にママがご機嫌でいると、赤ちゃんは「このひとは安心できる人なんだ」と思って貰えるんじゃないかと思います。
また、産後のママのイライラについてはこちらの記事でも書いているので気になる方はみてみてくださいね^^
夫の育児が楽しくなる方法 ⑤遠くから見守る
育児本や教わったやり方でないと気が済まなかった私は夫のやり方についつい口を出してしまいがちでした。しかし、危険な事でない限りは見守る様に。
夫のやっているやり方が危ないかどうかは調べて考えて判断し、危なければ注意します。
夫のやりやすい方法で試行錯誤して、それが上手くいくと「自分で育児をしている」という自信に繋がるんじゃないかと思います。夫は指示を聞くだけのロボットではないので、自分で考えて工夫してそして成功するという過程を経ていくことが重要だと感じました。
夫のやり方の方が効率的な事もあったり、いつもと違うやり方が、新しい刺激となってと娘が笑って喜んでくれたり、自主的に動くことが出来るようになった夫が娘のことについて考えるきっかけにもなりました。
私が危険だと判断する点は
- 誤飲して危ないものを使っていないか
- 身体に極端に負担のかかる体勢にしてないか
- ケガの可能性はないか
- 衛生面は大丈夫か
などを判断材料にしています。
夫のやる気を阻害する妻のNG行動
パパがせっかく育児にやる気になってもママがNG行動をやってしまうとやる気を無くさせてしまったり、ママとパパで育児のすれ違いが起きてしまうかもしれません。
最後に私が夫に育児をやってもらう中でしないようにしていることを紹介します。
- 育児マウントを取る
- 過干渉
- 相手の判断や行動を無下にする
- 大変さを押し付ける
育児マウントを取る
これは絶対やってはいけないことですね。確かにママの方が育児の面において上手なことが多いのではないでしょうか。
しかしそれを自慢することはNG。単に育児に対して自信が無くなりますし、マウントをとってくる「悪意」に気が付く人はとても嫌な気持ちになりますよね。育児をしようという気はなくなってしまいます。
自分がされて嫌なことはやらないようにしましょう。
過干渉
これは上記でもお伝えしましたが、過干渉は避けた方が良いと思います。
娘は夫がオムツをかえていても、安心するのかじっと私を見ていたり、体をよじって私の方へ行こうとしてしまいました。
夫からすると「自分の育児を信頼してもらえてない」と思うし娘が私ばかりに行こうとすると
「やっぱりなついてないんだな」と思ってしまいますよね。
ちょっと効率が悪かったり手間取っていても明らか大変そうじゃない場合は遠くから何も言わずにほほえましく見ている位がちょうどいいのかなと思います。
夫の判断や行動を否定する
せっかく夫が自主的に動いてくれても、「それはそうじゃない」「こうした方がいい」と判断や行動を否定すれば、やる気はなくなりますよね。
特に育て方では「安全に快適に育てたい」派の私と「自由にのびのび育てたい」派の夫で意見が対立することが多々ありました。どちらも我が子のことを考えているのに、ママの意見ばかり押し通しては良くないですよね。
赤ちゃんは母親のものではなく、二人の大切な宝物です。二人の意見を出し合って納得するまで話し合ったり、時にはどちらかが譲ったりしながら育児をしていくのが良いのではないでしょうか。
夫の意見を聞き入れていくうえで、自分の考えが甘さを再認識したり、新しい価値観に触れたりできて自分自身の成長にも良い事だと思いました。
大変さを押し付ける
育児は大変な事が沢山あります。そしてそれをパートナーである夫が分かってくれていないと感じることもあります。だからといって大変さを押し付けるのは良くないですよね。
夜泣きや不機嫌な時の寝かしつけなど、育児の大変な部分を押し付けるのは「八つ当たり」です。もちろん、育児の大変な部分だけをママがやってパパだけ良いとこどりをするのもNG。
互いのキャパを考えながら適度に助け合いましょう。無理やり大変さを押しつけなくても、育児をやってくれるようになったら嫌でも育児の大変さには出くわすことになると思うので、最初のうちはなるべく楽しく育児が出来るようにした方が得策です^^
最後に
育児をするのはとても楽しいですが、その反面、特に産後半年くらいまでは孤独を感じやすいものだと私は思っています。
その時に生涯のパートナーであるパパが一緒に育児をしてくれたらどれだけありがたいことでしょう。また赤ちゃんの成長もはやいもので、その時にしか見れない光景というものも沢山あります。
是非、パパと一緒に今しかない育児の大変さや楽しさを分かち合ってくださいね。
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