こんにちは。一児の娘を持つ20代母、ミヨです。今回は田舎へ引っ越した一週間の様子を総括しました。
都会から田舎へ引っ越しの背景
私たちは一児の娘を持つ20代夫婦です。引っ越した場所は森と畑と田んぼに囲われたのどかな田舎でした。
引っ越しの背景
なぜ田舎へ引っ越したかというと、大きな理由は二つあります。
それは「自然が大好きだったから」と「娘を自然の中で育てたかったから」でした。
私は小さい頃から自然の中で遊ぶことが大好きで、川や森へ入っては生き物を捕まえて観察したり、育てたりしていました。
生きものとの触れ合いもそうでしたが、季節によって姿を変える森や川の景色も私の心を豊かにしてくれました。
自然は最高の学び舎ということもあり、常に好奇心を刺激され「自分で考えて調べる」というような自主的な行動も引き出してくれました。
「娘にも沢山のことを学びながらのびのび育ってほしい」そういった思いで、自然の多い田舎へと引っ越すことになりました。
田舎への引っ越しの不安と葛藤
知らない土地へ引っ越すことに抵抗がないわけではありませんでした。
娘はまだ一歳。初めての育児は始まったばかりです。
「小児科は近くにあるの?」「何か危険な事があるかもしれない」「ご近所付き合い上手くやっていけるの?」「そもそも車の運転大丈夫かしら」
心配性な私の不安は尽きることはなく、引っ越し前は不安で眠れないことも。
また、田舎の病院事情や田舎の引っ越しについてはこちらの記事でも書いているので是非見てみてください。
田舎の新しい住まいと暮らし
田舎で始まった新しい生活。不安ももちろんありましたが、それに打ち勝つくらいのワクワクが待っていました。
広すぎる古民家
住んでみて初めに思ったのは「広っ!」でした。8畳ほどの広さのキッチンと、同じ位の広さの部屋が7部屋。
図にするとこんな感じ。
住めそうなほど広い玄関。裏には畑、表には庭がありました。
そしてこの住まい最大の魅力はなんといっても「古民家」であること。
周囲の森から切り出された木を使っているらしく、縁側の天井には大きな柱があります。欄間も豪勢で、漆喰?土壁?は色味のついたおしゃれな仕様。
また、縁側から見える景色も最高です。田んぼや畑、紅葉した森を見渡すことができ、早朝は朝もやがかかった幻想的な風景になっていました。
古民家の詳しい内容はこちらにまとめているので見てみてください^^
周囲の景色
周囲の森は、いわゆる人工林の杉林ではなく、広葉樹林。
とにかく沢山の種類の木々が織り交ぜられた森はとても美しく感じます。秋になれば紅葉が見られるのですが、色々な色に染まる森は見ていて全く飽きることはありません。
散歩に出かけるのも楽しく、娘を連れて近場で散歩を楽しみます。好奇心旺盛な娘は抱っこ紐から脱出して色々なものを自分で見て触れようと必死。
これから冬になり雪が降ると、また違った景色が見れるんだと思うとワクワクします。
地域のイベント「神楽」のお祭りに参加
地域でお世話になている方から、お祭りを見に来てみたらとお誘いが。
行ってみて、びっくり。こんなに盛り上がったいるんだと驚きでした。
てっきり街の多くて数十人程度の小さなイベントかと思いきや、体育館の中は二階席までぎっちり人が座り、出店があったり、とにかく大賑わい。
さらにお祭りの主役の神楽は圧巻。ずっと見ていたくなるほど、引き込まれるものでした。太鼓や笛の音色、演者の方の演技、演出。「え、すごい」となんども口に出しました。
田舎生活の挑戦
引っ越し作業は大体終わったけれど、やらなければいけない事は山盛りです。
娘の安全対策
一歳の娘を育てる身としては、何とかしたいのが安全対策。
都会と違って気をつけなければいけない点がいくつもありました。
家の隣にある水路に落ちないように柵を取り付けたり、玄関先は高低差がかなりあるので侵入しないようにゲートを設置したり。
もう少し大きくなれば、まだまだ気をつけなければいけない事が出てきそう。
実際に水路に作った娘転落防止用の柵です。夫いわく地面が思った以上に固くて杭を打ち込むのが大変だったらしい…。
QOLをあげる
古民家ということもあり、多少不便だったり古いところがあったりするもの。これから住むのであればQOLをあげる工夫は必要ですよね。
カメムシ対策
好きもの多い古民家では家の中でいろんな生き物と出くわしますが、最近多いのがカメムシ。
蜂などと違って危険はないですが、布団の中に居たり、天井を飛び回ったりととても迷惑な存在。さらに、臭い匂いをだすので駆除も大変でした。一日に20匹くらいは縁側を闊歩していたので、毎日格闘しています。
何としてでも縁側で気持ちよく寝転がりたい私はカメムシとの闘いを決意。
まず初めに行ったのが、ハッカ油によるカメムシ除け対策。小さな娘もいるのでなかなか薬剤の入ったものは使いにくく…。
ハッカ油と水とアルコールの入ったお手製の虫よけスプレーを作って、縁側のカーテンに吹きかけると、吹きかけたところにはしばらくの間はカメムシは寄ってきませんでした。正直もともとのカメムシの量が多すぎてすべてを寄せ付けなくすることは難しかったです。
しかし洗濯物にかけると、寄り付かないので効果的。今後も色々と試行錯誤してみようと思います。
買い物と交通手段
田舎で困るのが何といっても交通手段と買い物です。
一番の交通手段はやっぱり車。
一応大きなスーパーまで行くのに近くのバス停からバスが出ているのですが、バス停から家までが遠いし、バス停からスーパーまでも遠く、また本数もかなり少ないので、現実的ではないですね。
運転に苦手意識のある私ですが、田舎の運転は都会に比べて難易度が低いと感じました。
なぜなら、「道がシンプル」「人や車が少ない」「道や駐車場が広い」から。真っすぐ走って1,2回曲がってスーパーという感じ。信号でつかまることも少なく、道や駐車場が広いので気を使って運転する場面が少なかったです。
自他ともに認める方向音痴の私は近くのスーパーへ行く時も、その帰りもナビをセットしています。
慣れないうちは安心材料としてナビを活用しようと思っています。
さて、買い物ですがちいさなスーパーであれば車で10分弱、大きなスーパーやホームセンターは車で20分位のところにあります。
そこに行けば大抵のものは揃えられる、という感じでした。
「ここのメーカーのこういうデザインの…」とこだわりたい場合や「ウィンドウショッピングを楽しみたい」ということは期待しない方がいいかもしれません。私の場合は、こだわるものはネットで購入し、ウィンドウショッピングはあまり得意ではないので困らなさそう。
こちらでは一年後に田舎に暮らして感じたリアルな声を記事にしました。移住を考えている方は参考にしてみてください^^
田舎暮らしの未来
田舎に引っ越してから一週間。まだまだやらなけばいけない事が沢山あります。
今後はやらなければいけない事をこなしつつも、自然の中の暮らしをもっと楽しめることも盛り込んでいけたらなと思ってます。
仕事探し
⒒月末で現在の会社を正式に退職することになるので、今後は娘を保育園に預けつつ仕事をする予定です。
地域に密着した仕事や、自分の得意を活かせる仕事に巡り合えればよいなと考えています。田舎での仕事探しの現状についても今後発信していきますよ。
QOLをあげるためのDIYプロジェクトを計画
害虫対策・寒さ対策・安全対策・QOL向上に向けたDIYを今後していく予定です。
壁と柱の隙間を埋めたり、ストーブ設置の為の安全対策、食事がしやすい机の作成などなど…。
快適に暮らすための小さな工夫も残さずお伝えできればと思います。
庭づくり&畑作り
家の後ろには大きな温室があるので、冬の間はそこで何かを育ててみたいなと考え中。
以前の雪の重みで少し壊れかけているので修復する必要がありそう。また、猪やクマが出ると言った情報もあるので、害獣対策も必須ですね。
また縁側の前にある庭木の手入れもしていかなければいけません(私ではなく夫)。
野鳥を呼ぶのが好きなので、野鳥がたくさん来てくれるようなお庭にできたらいいなと企んでいます。
こちらでは家庭菜園についての記事もありますので見てみてください。
田舎暮らしはまだ始まったばかり
引っ越ししてからあっという間の一週間。まだまだ課題はありますし、やりたいことも沢山。
少しずつ色々な事にチャレンジして田舎暮らしを楽しめていけたらいいなと思います^^
11月初旬の田舎暮らし体験記の記事もありますので見てみてください。
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