育児が辛いと感じるパパへ

スローライフな子育て

育児が辛いと感じるのはママだけではありませんよね。それは真剣に育児に向き合っている証拠であるといえます。

ですがまずはママとパパが幸せになれなければ、赤ちゃんだって幸せにはなれないのではないでしょうか。

この記事ではパパが育児を辛いと感じる原因とその対処について考えてみたことをまとめてみたいと思います。

プレッシャーが辛い

これはママにも当てはまりますが、「命の重さ」のプレッシャーはかなり重いですよね。それが自分の赤ちゃんだとすれば何倍も重く感じて当たり前です。

ママの立場からだと同じ位プレッシャーを感じてくれることは正直嬉しい気持ちもありますが、

プレッシャーを感じすぎてパパが辛いのは良くないですよね。

対処

  • パートナーや周りの人を頼れる環境を作る
  • プレッシャーとは距離を置く
  • 自分の頑張りを認める

何も自分一人で頑張る必要はありません。周囲の人や道具や行政サービス、色々なものを頼るのは悪い事ではなく、「頼る勇気」を持てたあなたの成長にもつながります。

プレッシャーと距離を置きましょう。育児が辛くなっているパパさんは真面目で優しい人が多いのではないでしょうか。パートナーの方に頼って、一時的にでも自分の時間をちゃんと作って下さいね。

育児って頑張ろうと思えば際限がないですよね。「赤ちゃんのために」と身を削りすぎて辛くなっているのなら本末転倒。そもそもまだまだ辛くなるほどの育児をやっていない旦那様の方が多い世の中で、育児をやっているパパさんは偉いと思います。

自分の活力を養う意味でも、自分で自分をしっかり褒めてあげてくださいね。

自分の育児に自信がない

育児が初めてであれば自信がなくて当たり前ですよね。

育児本を読んでもネットで調べても何が正解でどうしていいのか分からない事ばかりです。

また、一番つらいのが『育児マウント

育児においてママの方が得意な事があったりすると、自分の夫に育児マウントをとってしまうママさんもいます。そうすると、「育児の才能ないんだな…」と辛くなってしまいますよね。

対処

  • 周囲に聞く
  • トライ&エラーの精神
  • きちんと話し合いをする

ママさんもパパさんも育児は分からない事があって当然です。不安なことは周囲に聞いて全然OK。ネットでも病院でも、自分のご両親でも。不安な事を1つずつ潰して、そしてまた不安なことができて、それをまた潰していくことが育児の不安を失くす近道だと思います。

私は、失敗は安全に関わるようなものでなければ、いくらでもして良いと考えています。

例えば寝かしつけの抱っこの方法、ゲップのさせ方など…。「このやり方でなければダメ」というものがない限り、色々調べて挑戦して失敗を繰り返すことが自信にもつながりますよ。

また、ママとはよく話し合いをすること。ママが「それくらいできて当たり前という態度」とか「できていない細かいことを指摘する」ことなどあるかもしれません。それではパパも落ち込みますよね。

ママもホルモンバランスや産後の体調不良でメンタルがやられているのかもしれませんが、パパはこれから一緒に子育てをしてくれるパートナーです。まずはきちんと話し合う事。

「やっていることは認めて欲しい」「細かい指摘はやめてほしい」「ママのやり方と自分のやり方は違うことを認めてほしい」など、きちんと伝えましょう。育児はママのやり方が全てではないですもんね。安全に気を付けていれば、パパのやりやすい育児でやってもいいはずです。

寝不足

赤ちゃんのお世話には寝不足が付きものですよね。しかも赤ちゃんを相手にしながら寝不足でいるのはなかなかきついものがあります。

私の感じた育児の辛さはこの寝不足が一番の対敵でした。

なんとか自分の睡眠時間を確保する為に試行錯誤してきた事をここで紹介します。

対処

  • 夜間授乳はなるべく時短
  • 寝れる時に必ず寝る(家事は必要最低限)
  • 周囲を頼る

哺乳瓶は沢山用意して、朝時間のある時に一気に洗ったり、家事は赤ちゃんの洋服だけ洗濯するなど必要最低限に留めました。料理なんてデリバリーで良いですし、この生活が半年以上は殆ど続かないと思います。多少、生活の質が下がっても生きていけるので大丈夫。

また、仕事をしているパパさんもいますよね。夜間授乳していたら『俺の寝る時間は一体いつになるの⁉』となりますよね。

もしママさんも頼れない状態なら、確実に周囲の人を頼りましょう。少しでもまとまった時間が取れる様にしてくださいね。

ママ社会からの冷たい態度

私が夫から『お店の男の人でも入れる赤ちゃんスペースってかなり入りにくい』ということを言われました。確かに授乳スペースは男子禁制のところが多かったり、場所が女子トイレの前だったり、可愛くてファンシーな空間演出だと、男の人って入りにくいよな…と感じました。

それに加えて赤ちゃんの専門店に行くとなんだか居心地の悪そうな旦那様も良く見受けられます。

時折冷たい目線を感じませんか?

大事な赤ちゃんを世話している他のママからすれば赤の他人の男の人に警戒を抱く事って結構あるんです。色んな事件がありますので、ママさん達も赤ちゃんを守るために必死になっています。

そして「うわ、うちの旦那育児してくれないのに、あの人ちゃんとやってる…羨ましい…」と妬みの視線を送ってしまったりもします。

あと気になるのが、主語を大きくして話す方が多々いること。自分の旦那の悪い所を『男の人って…』と主語を大きくして話してしまい、世の男性全てが悪いみたいになってしまうこと。

対処

  • 悪意は気にしない
  • 堂々としていてOK
  • 知らない人の理解無き言葉は受け取らない

あなたが何も悪い事をしてないのなら、気にする必要なんてありません。もちろん男性立ち入り禁止のところもあったりするので注意してほしいですが、それ以外は気にしなくていいのです。

ママにはガルガル期というものがあり、私は実母でさえも「私の赤ちゃんに触らないで!」状態になりました。パパが赤ちゃんのお世話エリアに居ることは全く悪い事ではないので、冷たい視線を感じても「ガルガル期かな」と思っておいてもいいかもしれません。

SNSやママさんの集まる場所では、時折旦那さんの悪口を見かけます。

夫婦円満の為によそで愚痴を言うのはその人たちのやり方なので悪いこととは言いませんが、あまりの怒りの大きさゆえに、時折主語が大きい人がいますよね。

「え、自分もそう思われてるのかな」とネガティブに受け取らず、赤の他人による赤の他人の悪口なので、どうか気になさらず。

自分のことを良く理解してくれている周囲の人たちの言葉に耳を傾けてくださいね。

社会との隔絶

育児休暇をとり、仕事を休んでいるパパさんも多いのではないでしょうか?

私は仕事を休んでみて初めて、仕事にやりがいを感じていたんだなと分かりました。

社会から離されると、育児という尊いことをしているのに

何故だかむなしく思えたり、キャリアを心配して人生を悲観したりしてしまいます。

これは私が考える「パパが育休をとるメリット」です。少しでもメリットがあると思えればむさしさが少しは軽減されるかもしれないので、参考にしてみてください。

  • 「パパ育休」の貴重な経験者になれる
  • 赤ちゃんとの大切な時間を持てる
  • キャリアにおいては寧ろプラスであると考える
  • キャリアや人生設計の見直しが出来る
  • 男性目線で育児の問題解決が出来る

まだパパの育児休暇が当たり前ではない社会で、仕事を休む選択をしたパパさんは凄いと思います。

まだ経験者の少ない前人未踏の地を歩いているわけですから、その経験はこれからパパになる人たちにとっても、貴重なものになると思います。

また、それは赤ちゃんにとっても同じです。記憶に残らないうちの育児でも、パパと一緒に過ごせた時間はゼロになるわけではありません。

パパも、育児を経験することで、仕事ではない新たな視点や考えが生まれるかもしれません。

これから社会では女性が当たり前のように働く社会になります。そうすればもっと当たり前のように育休をとる人が増えるわけです。

会社からすると「育休をとらず育児が分からない人」よりも「育休をとって育児に理解がある人」を上司にした方が後輩からの支持が得やすかったり、会社の働きやすさの改善において一役買ってくれる可能性を感じますよね。

また、忙しい育児の中ではありますが、視点や考えが変わり、キャリアについてもう一度見つめ直したり、自分の人生設計を考えることができる貴重な時間でもあります。

また、女性は産後、ズタボロの身体とホルモンバランス等でメンタルがぼろぼろになりがちです。

つい感情的に判断してしまったり、あとから冷静になってみるとちょっとやりすぎな育児になっていたりします。

時には男性からの冷静で論理的な解決策が役にたつこともあるんです。

勿論、ママの「我が子を大切にしたい」という思いはないがしろにしないでくださいね。

マイナス面に悲観しながら育児をするのと、プラス面を考えながら育児をするのとでは、大きく生産性が変わってくると思います。自分なりのメリットを探してみても楽しそうですね。

ママができる事

私の夫は我慢強く、つい自分のことを後回しにしてきます。そして無理がたたって体調不良をおこしました。私は「無意識に沢山の負担をかけてしまった」と強く反省しました。

ママも忙しいけれど、パパが倒れて共倒れは何としてでも避けたいですよね。

今私がやっていることを是非参考にしてみてください。

  • 日々の会話をたいせつにする
  • パパの頑張りを認める
  • 育児マウントをとらない
  • 疲弊度チェックリストを作る

日々の会話はとても大切です。ついつい我慢しがちなパパが遠慮せず体調不良を伝えられるようにしましょう。

ママの頑張りを認めてもらうためには、まずはパパの頑張りを認めるところから。ママからの感謝や労いの言葉は嬉しいはずですよ。

育児マウントは絶対取ってはダメです。そんなつもりがなくても、ママの抱っこの方が泣き止んだり、ママの方が細かい事に気が付いたり、育児の面ではママが優位になりがちなので、心の余裕を持ってパパが傷つくことがないようにしまししょう。

疲弊度チェックですが、これは人にもよるのですが参考までに私が夫の疲弊度をチェックしているポイントを5つ紹介します。

  • 口数が少ない
  • スマホをみて無反応な時間が長い
  • ため息が多い
  • 暴飲暴食しがち
  • お風呂に入りたがらない

これに当てはまるようなら、疲れてるかどうか、どうしたいかと聞いていきます。

たまにの暴食ならOKとし、スマホも思う存分触らせてその間一人になれるようにします。

こんな感じでマニュアル化しておくとママさんも楽だと思うので参考にしてみてください。

忙しいママは「そこまでしなきゃだめなのかな」と思うかもしれませんが、これからずっと支え合うパートナーです。自立しつつも、支え合える関係であった方が良いでしょう。

自分の出来そうなことからやってみてください。

最後に

育児が辛いと感じるほど真剣に取り組んでいる人はパパでもママでも凄いことです。

ですが一番大切なのはパパもママも幸せであることです。それが赤ちゃんの為でもあります。

育児は頑張るものではなく楽しむもの!ご自身のことも大切にしつつ、育児を楽しんでいきましょう。

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